西内ひろさんが、2014ミス・ユニバース・ジャパンで準グランプリに輝いた理由は、その健康的な美しさ。今では、マラソンやトライアスロンなど数々のスポーツイベントにも参加し、タニタのイメージモデルとしても活躍中です。「外見だけではない、内側からの美しさが大切だ」と語る西内さん。みんなで食事をしたり、お酒の場を楽しむことも大好きだという彼女が、どのように美しいボディラインを維持しているのか。日々のワークアウトの様子や、ボディケア事情、さらに美を目指す上でのメンタルの保ち方など、その美しさの秘訣に迫ります。
―ミス・ユニバースへのチャレンジを通じて、意識の変化はありましたか?
大きく変わりました。それまでは、「モデルなら細くなくちゃいけない」、「細ければ、細いほどいい」というイメージがあったんです。「この仕事をするなら、大好きな運動も、ごはんを食べるのも、やめなくちゃ」と思っていました。でも、ミス・ユニバースを目指す上で、いただいた最初のアドバイスが「もっと食べて、もっと運動しなさい」と真逆なことだったんです。食生活を整えて、しっかり運動をして、ちゃんと睡眠を取ることで、メンタルも強く磨かれて、トータルに美しくなるっていう考え方は、目からウロコでしたね。
―気持ちの切り替えは、大変ではありませんでしたか?
正直言うと、最初は食べるのが怖かったです。でも「体重が増えても、筋肉がついているんだと思うようにしなさい」と言われて、意識を少しずつ変えていきました。毎日ボディクリームを塗りながら、固くなってきた筋肉を触ったり、鏡を見て引き締まってきたラインを確認するのが、すごく大切なんですよね。私の部屋には、いちばん目がつくところに大きな鏡を置いて、理想のボディパーツの写真をたくさん貼っているんです。「この人たちも、こんなふうになれたんだから、私も頑張ったらいつか!」と、励みにしています。
―毎日、どのくらいのワークアウトを心がけていますか?
スケジュールに合わせてですが、朝はランニングを5kmから10km。帰宅してシャワー浴びたら、仕事に行って、終わったらジムに行ってバイクとスイムは1km、ホットヨガや筋トレ。自宅に帰ったら、テレビを見ながらストレッチや腹筋、背筋、側筋を各30回ずつ。本当は100回ずつしたいんですけど、キツくてなかなかできていません(笑)。
―忙しい中、ワークアウトを続けるのは大変じゃないんですか?
前日に仕事のスケジュールを見て、1日のプランを組み立てています。もう、1日があっという間です。出来れば、毎日1時間のランニングと筋トレ、水泳も週3日はやりたいと思っているんです。それから、ホットヨガに筋トレも……。ふと“私は何を目指しているんだろう”って、笑っちゃうこともあります。
―ストイックですね!
自分では、全然ストイックだと思ってはいないんですよ。もともと両親も運動好きで、福岡の実家が海岸に近かったので、学生時代は父と毎朝ランニングしていました。その習慣が、今も続いているという感じでしょうか。イトコも「50km走ってきたよ」なんて話すので、そういう血筋なんですかね(笑)。
―なかなか続かないという人も多いと思いますが……。
大事なのは、日課にすることだと思います。自分が「これなら続けられる」というペースから、始めることが大切じゃないでしょうか。ゆっくりヨガをしてみたり、ダンスをしてみたり。私も時間がないときは家で音楽を聞きながら踊ってます(笑)。 激しく走ることだけが運動じゃないので、どんな形でも体を動かすことを続けるのが大事ですね。
―食事面で気をつけていることはありますか?
私、甘いものも大好きで、自分でお菓子を作ることもあるんです。だから、食べるときは、基本的に我慢しません。ストレスがリバウンドや過食を生むと思うので。「食べるときは食べる。その分、動こう」って気持ちを切り替えるようにしました(笑)。ただ食べる順番は、最初にサラダ、その次にスープ類、そして肉や魚を食べて、最後に炭水化物。そうすると、血糖値が上がりにくいと聞いたので実践しています。
―他にも、日課としているボディケアは?
毎朝スチームを浴びながら、リンパを流すようにしています。それも、ミス・ユニーバスのビューティーキャンプのときに習ったんですけど、リフトアップのためのツボを押したり、マッサージを毎日5分くらいかけてやっています。けっこうむくみやすい体質なので、欠かせませんね。最近では、クセになってきて気がついたらツボを押してることもあるくらいです。
―改めて、西内さんの考える「美しい女性」とは?
人生を楽しんでいる人ですね。自然と浮かぶ笑顔が、その人の一番美しい表情だと思うので。私も、外見と内面を磨いて、トータルな美しさを目指したいと思います。スキンケアも、ドレスアップも、心の余裕があってこそ。一日一日を楽しんで、好きなことを全部したいですね。そのポジティブな気持ちは、きっと表情に出るはずなので。これを読んでいるみなさんにも、毎日を楽しんで過ごして欲しいと思います。
<メイクのポイント>
「テーマは、西内さんの魅力そのものでもある“ヘルシー&フレッシュ”」と話すのは、今回のメイクアップを 担当した、イセタンミラー メイク&コスメティクスの門脇奈美さん。ヘルシーさを演出するメイクのポイントは、ほのかにピュアな幼さを残したフラットな仕上がり。アイラインを、上まぶたのみにペンシルアイライナー(イセタンミラー ボーテ アイライナーペンシル #01)で引き、マスカラはランコム グランディオーズを使用。ナチュラルな目元で抜け感を出すのもテクニックのひとつです。また、流行の太眉もストレートなラインを意識しながら、産毛を増やす感覚で描くと、よりナチュラルな印象に。使用アイテムはアディクション アイブロウ ペンシル 01とシャネルのアイブロウパウダー、ル スルスィル ドゥ シャネル #20。そして、フレッシュさを際立たせているのが、コーラルのリップ。オレンジやグリーンは、爽やかな初夏にピッタリなカラーですが、なかでも肌なじみ のよいコーラルは人気のカラー。今回は、RMKの新作リップ(カラーは09)の上から、イヴ サンローラン ボーテのグロス、ヴォリュプテ ティントインオイル 3を重ねて、みずみずしい口元を完成させました。
■西内ひろさんの他のインタビューページはこちらから。
--準ミス日本、西内ひろが“輝く”理由。ヘルシー&ポジティブなオーラとしなやかな美しさ【INTERVIEW】1/3
--人生を変えた一人旅。西内ひろがミス・ユニバースに挑戦した理由とは?【INTERVIEW】2/3