銀座三越のドレスアップレンタルアプリ「カリテ(CARITE)」のオープンに合わせてお届けしている、FASHION HEADLINEの対談企画。レンタル可能な商品の紹介とともに、ドレスアップに関する悩みをテーマごとにピックアップしてトークを展開します。第3弾となる今回は、ヘアメイクアップアーティストの村上綾氏に、パーティーで浮かないメイクを伝授してもらいました!
【Tips.3】 パーティー映えするメイクを教えて!
多くの女性が悩みを抱えるパーティーメイク。
「自分に似合うメイクって? 」
「華やかさってどうやって引き出せばいいの? 」
皆さまからのさまざまな声にお答えします。
FH編集部(以下、FH):パーティーメイクといえば、ただ単純にいつもより濃くしただけ、という人が大多数じゃないでしょうか。
ヘアメイク・村上綾(以下、村上):パーティーだと華やかに見せることが大前提なので、ついついやりすぎてしまう人が多いですよね。普段のメイクじゃダメ、それなら濃くしようと安易に考えがち。でも決してそんなことはなくて、いつものメイクにワンポイントだけ濃くする程度でOKなんです。
FH:ワンポイントだけとなると、目元ぱっちりを狙う女性が多い気がします。
村上:パール感やキラキラ感など、ゴージャスさで華やかさを装うと子供っぽさが露呈するのでNGです! 大人のパーティーメイクは“華やかさ”というよりも、“いつもと違う”という部分にフォーカスしたほうがうまくいきます。周りに普段のメイクと違うなと思わせるだけで、十分パーティー感を演出できているんです。あとは顔をしっかりとさせるため、眉はきちんと描きましょう。
FH:大人の女性にとって、結婚式やパーティーでのやり過ぎ感って残念な印象を残すだけですよね。では具体的にはどのようなメイクがおすすめですか?
村上:誰でも簡単にできるのは、いつもと違うリップを使って雰囲気を変えてみること。たとえばこのルックでは、赤とオレンジの間の色を使っています。リップを濃くするだけで顔が締まるし、表情が大人っぽく引き立つんですね。パーティーで使いがちな赤リップも、顔が古く見えたりと実は難易度が高い。茶系だったりオレンジ系だったり、深みのある色を選びましょう。
FH:なるほど。リップをいつもより濃くしたら、その他のメイクはどの程度に収めたほうがいいですか?
村上:眉とリップを濃いめにしたらアイシャドウはナチュラルにして、足し引きを明確にするのが鉄則。瞼は艶を出すくらいで、アイラインやマスカラをしなくてもいいんです。パーティーでのメイクは、アクセサリーと同じ感覚で遊び程度に捉えたら気分が楽になると思います。やらなきゃっていう気持ちはどうしてもマイナスに働きがちなので。
FH:これをマスターすれば、仕事後にパーティーへ行くときにも、大掛かりなメイク直しをしなくて済みそうですね!
村上:仕事の後なら、大ぶりのイヤリングに着け変えてリップを濃くして、終了! です。これで十分。誰でも簡単にできますよね。
次回は「普段使いのワンピースをパーティー仕様にするには? 」をお届け。
【連載・大人のお呼ばれドレス事情】
<Tips.1>パーティーショールはもう卒業! 華やかなドレススタイルは“盛らずにコンパクト”がポイント
<Tips.2>ブラックドレスをスタイリッシュ&モードに着こなす方法
<Tips.4>普段使いのワンピースを、小物やアクセでパーティー仕様に
<Tips.5>気になる二の腕や腿のライン、上手にカバーする方法って?
<Tips.6>セルフで簡単にできるパーティーヘアにチャレンジしたい!
【プロフィール】
ヘアメイクアップアーティスト/村上綾
株式会社ALBIONに入社後、ヘアメイクアップアーティスト OSSAMU氏に師事。2010年に独立。現在、雑誌や広告、女優などのヘアメイクを中心に幅広く活躍中。
--staff--
photographs : Hidetoshi Fukuoka
stylist:Chie Hosonuma
hair & make-up : Aya Murakami
model : Yuri Ishizaka(eva)
text:Maiko Hata
edit:FASHION HEADLINE