全国各地のワイナリーが参加するイベント「日本ワイン MATSURI 祭」が、6月5日から7日までの3日間限定で、東京の豊洲公園にて開催。1杯300円から気軽に全国の日本ワインが楽しめる、ファン垂涎のイベントだ。
日本ワインとは、日本産ブドウだけで造ったワイン。北は北海道から南は九州まで、地域の土壌や気候に合わせてブドウが栽培・醸造され、個性豊かなワインが生産される。日本固有種の「甲州」と「マスカット・ベーリーA」はワイン用ブドウ品種として国際ブドウ・ワイン機構(OIV)により登録認定されている。
今年、第1回目となる「日本ワイン MATSURI 祭」では、北海道から宮崎まで17道府県38のワイナリーが出展。産地毎にコーナーを設置し、日本各地のさまざまな銘柄をワインに合ったフードと共に楽しむことができる。さらに、ステージ上では日本ワインのセミナーを始め、音楽ステージなども開催するようだ。
開催場所は商業施設「ららぽーと豊洲」に隣接し、16年には築地市場の移転先として注目を集めている東京臨海エリアにある豊洲公園だ。豊洲といえば、2020年の東京オリンピックでの選手村や競技会場が設置されることから、各界の企業が挙って先行投資を始めているホットスポットでもある。
今回の開催の背景には、13年に“和食”がユネスコの「無形文化遺産」に登録されるなど、海外からの日本の食文化への関心が高まっているとこで、日本ワインへの注目度も上昇。その波を捉え、日本ワインのさらなる普及と拡大を、との想いがあるようだ。
また、東京オリンピッが開催される2020年まで毎年1回行っていく計画も。NHK連続テレビ小説「マッサン」で大流行となった“ウヰスキー”のように、海外から入ってきた食文化を日本流にアレンジし、日本での大ブレイクを経て、海外へと打ち出していきたいという狙いがあるのかもしれない。
【イベント詳細】
「第1回 日本ワイン MATSURI 祭」
会場:江東区立豊洲公園
住所:東京都江東区豊洲2丁目(ららぽーと豊洲横)
会期:6月5日~7日まで
時間:6月5日 15~21時 ※13時よりオープニングセレモニー開催
:6月6日 11時~21時
:6月7日 11時~20時