毎年大人気で、すぐに完売してしまうパレスホテル東京のクリスマスケーキ。厳しかった夏の暑さがやっと落ち着いた頃に、早くも2018年の新作が披露された。
パレスホテル東京のクリスマスケーキといえば、サンタクロースや雪だるまにギフトボックスなど、愛らしいモチーフを飾ったデザインが印象深いが、今年はどこかスタイリッシュな雰囲気。フルーティーな味わいのものを多くそろえたのも興味深い。見応え、食べ応え、ともに十分なフルラインアップを一挙紹介しよう。
女子会にオススメ! 大人なムードをまとった華やかケーキたち
「ブッシュ ド ノエル ルージュ」(2万円/限定50個)は、切り株モチーフのクリスマス定番ケーキをモダンにアレンジした逸品。切り株を模したチョコレートの中から、ピスタチオのスポンジ生地にベリーのフィリングとコクのあるクリームを巻き込んだロールケーキが現れる仕掛けたっぷりのケーキだ。深みのあるピンクの色合いは、まさに女性の集いにぴったり。クリスマスツリーを意味する「アルブル ド ノエル」(1万6,000円/限定50個)は、雪の結晶をモチーフにしたピラミッド型のツリーが印象的。内側には、風味豊かなフロマージュブランに柚子とマンゴの爽やかな酸味を効かせたチーズケーキを忍ばせている。雪原をイメージしたデザインは、ホワイトクリスマスにふさわしい。
恋人と過ごすクリスマスにはエレガントでゴージャスな逸品を
旬のシャインマスカットを贅沢に使い、美しく繊細な飴細工で飾られた「フルール ド ノエル」(1万円/限定70個)は、アーモンド風味のリッチなタルト。ショコラで作られた真紅のポインセチアが華やかさを増し、恋人との大切な時間をスタイリッシュに演出してくれる。コクのあるクリームにシャインマスカットの程よい酸味がマッチした、大人な味わいも特徴だ。また最高級の厳選素材を使用したプレミアムなショートケーキ「スペリュール」(1万2,000円)も見逃せない。北海道阿寒地域の生クリーム、栃木県産のスカイベリー苺、沖縄県産黒糖、フランス産A.O.P.バターなど、シェフの好きな材料を詰め込んだという一品は、これまで味わってきたショートケーキとは一線を画す、極上の味わいを堪能できる。
家族で囲む聖夜の食卓にぴったりの遊び心溢れるデザインケーキ
幼い頃に読んだ童話を彷彿とさせる、お菓子の家「ヘクセンハウス」(8,000円)。ジンジャーブレッドやショコラで作られた家を訪ねると、パッションフルーツの酸味がアクセントとなったチョコレートケーキが出迎えてくれる。大人を童心へと帰らせ、さらに子どもも胸ときめく一品は、家族みんなで賑やかに過ごすクリスマスにうってつけだ。
シグニチャーとなる定番人気のケーキも登場
甘みを抑えた舌触り滑らかな生クリームに、丁寧に裏ごしした栗を贅沢に使用した、パレスホテル伝統のマロンシャンティイは、雪山をイメージしたクリスマス限定スタイル「モンブラン」(8,000円/限定150個)で提供。粉雪をまとった花に見立てた口当たりの良い「ストロベリー ショートケーキ」(12号/4,000円・15号/5,000円)は、生地を柔らかく仕上げ、キルッシュで香りづけした苺をふんだんに使用している。
新作も仲間入りした人気のクリスマスブレッド
こちらも毎年大人気のシュトーレンは、ドライフルーツをたっぷりと使った定番「シュトーレン」(2,800円)、シグニチャーアイテムとなりつつある、渋皮栗や柚子のマジパンにたっぷりのきな粉で仕上げた「ボーネン シュトーレン」(2,800円)、大納言とホワイトチョコレートのほのかな甘味にフランボワーズの酸味が効いた「加賀ほうじ茶のシュトーレン」(2,800円)に加えて、国産レモンピール、イタリア産レモンピールを使用し、爽やかな後味に仕上げた「ツィトローネ シュトーレン」(3,000円/限定100個)が新作として登場。また粉を変えてアップグレードしたというイタリアの伝統菓子パン「パネトーネ」(1,800円)や、シェフのお気に入りだという、スパイスと洋酒に漬け込んだナッツとドライフルーツがぎっしり詰まったフランス・アルザス地方の発酵菓子「ベラヴェッカ アン ソシソン」(1,300円)もそろい、定番とした部分に挑戦をプラスしたラインアップを提供する。
紹介した商品はすべて、地下1階にあるペストリーショップ「スイーツ&デリ」にて販売。ケーキの予約受付は10月1日より購入日の3日前まで。ケーキは12月19日から、ブレッドは12月1日から販売を開始する(販売期間はいずれも25日まで)。