岡本太郎とジャズの邂逅! “音”を展示する企画展が岡本太郎記念館にて開催

開催日:2018.10.14-2019.02.24
2018.09.18
東京表参道岡本太郎記念館にて、10月17日から2019年2月24日まで、企画展「瞬間瞬間に生きる -岡太郎とジャズ-」が開催される。

《顔のスピーカー》1971 年

岡本太郎は、生前「オレは過去も無視して、未来も無視して生きている。現在この瞬間瞬間に爆発して生きるんだから」と語っていた。
そんな過去にすがらず、未来に甘えない、そんな岡本太郎の人生観を体現する音楽がジャズだ。ジャズの本質は即興と対話。ジャズには “いま” しかない。 すぐれたジャズが放射するのは情熱、スリル、そして生命力。 岡本芸術と同じである。

同展では、これまでの展示とは趣向を変え、「音」を展示する。 音を媒介にした岡本絵画とジャズの邂逅。 これまでとは一味ちがう体験空間を楽しむことができる。
第1展示室では、歌、声、ダンスなど「音」にまつわる絵画を展示。中心にはおよそ半世紀前に岡本太郎が自ら制作した「顔のスピーカー」(1971)が初登場。本展のために修復されたスピーカーから、名曲「枯葉」を唄う岡本の声が聞こえてくる。第2展示室では、大阪万博後の70年代に革命期を迎えた日本のジャズが大音量で流れる「音」の展示。

片倉真由子

会期中には、第一線で活躍するジャズ ミュージシャンを招いた「スペシャルライブ」も開催。10月25日には片倉真由子(ピアノソロ)、11月16日は市原ひかり(トランペット)&松尾由堂(ギター)のデュオ、12月21日には須川崇志(ベース・チェロ ソロ)、1月25日には井上銘(ギター)& 塩田哲嗣(ベース)のデュオの開催を予定している。各日18時45分開場、19時スタート、要予約。

また、各界で活躍するジャズ好きの面々がレコードをかけたり、トークをしたりする「スペシャル “店番”」 も実施。詳しくは記念館公式サイトまで。
また、ギャラリートークも開催予定。10月25日、11月15日、12月13日、1月17日、2月21日の各日14時から15分程度、予約不要で参加が可能。

【イベント情報】
瞬間瞬間に生きる -岡本太郎とジャズ-
会期:10月17日〜2019年2月24日
会場:岡本太郎記念館
住所:東京都港区南青山6-1-19
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
料金:一般 620(520)円、小学生 310(210)円 ※()内は 15 人以上の団体料金
編集部
  • 《遠い声》
  • 《叫び》
  • 《顔のスピーカー》1971 年
  • 須川崇志(ベース&チェロ ソロ)
  • 松尾由堂(ギター)
  • 片倉真由子(ピアノ)
  • 市原ひかり(トランペット)
  • 井上銘(ギター)
  • 塩田哲嗣(ベース)
ページトップへ