香港貿易発展局が主催するアジアのファッションイベント「センターステージ(CENTRESTAGE)」が、9月5日から8日まで、香港コンベンション&エキシビションセンターにて開催された。今年で3回目となる同イベントでは、世界22カ国から気鋭ブランドが約230社参加。各国からバイヤーやメディアを迎え、合同展示会をメインに、ランウェイ・ショーを披露。香港をはじめとするアジアのファッションシーンを世界にアピールする貴重な4日間となった。
2018年のイベントテーマは“Tommorow Lab”。展示会場は、宇宙空間のようなフューチャリスティックなムードが広がり、“ICONIC”、“ALLURE”、“METRO”のテーマゾーンが設けられた。日本からも、群馬県・桐生市にある天然素材に拘わった服作りをする「リップル(RIPPLE)」をはじめとする8ブランドが出展した。
センターステージで最も注目されていたのが、初日に開催されたアジアで最も高い評価を受けている3ブランドによる合同ショー「センターステージ・エリート(CENTRESTAGE ELITES)」だ。日本からは招待ブランドとして落合宏理が手掛ける「ファセッタズム(FACETASM)」、香港からはサイラス・ウォンとジュリオ・ンーのデュオによる「イディズム(IDISM)」、中国本土からはミン・リュウの「ミス・ミン(Ms MIN)」が2019年春夏コレクションショーを披露した。会場は、立ち見が出るほどの盛況ぶりで各界からの注目度の高さが伺えた。
また、4日間の会期中、様々なブランドがショーを開催。展示ブースに出展しながらショーに出演するブランドも多く、実際のブランドの世界観を垣間見ることができた。
香港のブランド「112 mountainyam」では、2019年春夏のテーマを“FREEDOM”と題し、自由に羽ばたく鳥を連想するようなグラフィックやフェザーを使用したデザインのラインアップを披露。ファーストルックで登場した、立体的なシルエットとPVCを使用したセットアップが印象的だ。同じく、香港のブランド「From Clothing of」では、男性のスーツをコンセプトにしたドレスを女性らしくやわらかな印象に再解釈。構築的なパターンにリボンやレースをあしらいフェミニンなムードに仕上げられた。
会場で一際目を引いた韓国からのブランド「tibaeg」と「GREEDILOUS」。常にバイヤーや関係者で賑わっていたブースだ。
「tibaeg」は、新鮮なカラーリングで、ボーダーやフラワーのグラフィックが大胆に描かれたシースルーを随所に施したロマンティックなドレスなどを披露。一方、「GREEDILOUS」では、80'sの懐かしいムードを感じるボティコンシャスなセットアップやテーラードジャケットなどが現代風にアレンジされていて、ロゴ、フラワー、チェックのモチーフで遊びあるデザインを次々と見せた。
8日の最終日、センターステージのフィナーレを飾ったのは、若手デザイナーの育成を目的とした「香港ヤング・ファッション・デザイナー・コンテスト2018(YDC)」だ。16名の候補者が「YDC賞」、「ニュータレント賞」、「ベストフットウエアデザイン賞」の受賞をめぐり競うというもの。2016年にファセッタズムの落合宏理も務めた2018年のVIP審査員は、デザイナーのマーティン・ローズ(Martine Rose)。
ショーでは、メンズ・ウィメンズの個性豊かたな16ブランドがランウェイを繰り広げる。最も優れたデザイナーに贈られる「YDC賞」はメンズブランドの「Leo Chan」が受賞。戦前期に始まったドイツの野外活動 “Wandervögel”の魅力に着想を得たコレクションを披露。続いて、初優勝を獲得したのは、ネオン色のカラーパレットと独創的なデザインが特徴的な「Yip Yeung-yeung,Bicy」。第2位及びベストフットウエアデザイン賞には、「Ng Cho-kiu、Charlotte」が、ニュータレント賞には「Yeung Shun-leong」が選出され、賞金や大手ブランドへのインターンシップのチケットなどが授与された。
「センターステージ」には、日本からも大手百貨店やセレクトショップのバイヤーも参加した。
年々来場者も増え、アジアのトレンド発信基地として益々注目されるファッションイベントとなっている。
2018年のイベントテーマは“Tommorow Lab”。展示会場は、宇宙空間のようなフューチャリスティックなムードが広がり、“ICONIC”、“ALLURE”、“METRO”のテーマゾーンが設けられた。日本からも、群馬県・桐生市にある天然素材に拘わった服作りをする「リップル(RIPPLE)」をはじめとする8ブランドが出展した。
センターステージで最も注目されていたのが、初日に開催されたアジアで最も高い評価を受けている3ブランドによる合同ショー「センターステージ・エリート(CENTRESTAGE ELITES)」だ。日本からは招待ブランドとして落合宏理が手掛ける「ファセッタズム(FACETASM)」、香港からはサイラス・ウォンとジュリオ・ンーのデュオによる「イディズム(IDISM)」、中国本土からはミン・リュウの「ミス・ミン(Ms MIN)」が2019年春夏コレクションショーを披露した。会場は、立ち見が出るほどの盛況ぶりで各界からの注目度の高さが伺えた。
また、4日間の会期中、様々なブランドがショーを開催。展示ブースに出展しながらショーに出演するブランドも多く、実際のブランドの世界観を垣間見ることができた。
香港のブランド「112 mountainyam」では、2019年春夏のテーマを“FREEDOM”と題し、自由に羽ばたく鳥を連想するようなグラフィックやフェザーを使用したデザインのラインアップを披露。ファーストルックで登場した、立体的なシルエットとPVCを使用したセットアップが印象的だ。同じく、香港のブランド「From Clothing of」では、男性のスーツをコンセプトにしたドレスを女性らしくやわらかな印象に再解釈。構築的なパターンにリボンやレースをあしらいフェミニンなムードに仕上げられた。
会場で一際目を引いた韓国からのブランド「tibaeg」と「GREEDILOUS」。常にバイヤーや関係者で賑わっていたブースだ。
「tibaeg」は、新鮮なカラーリングで、ボーダーやフラワーのグラフィックが大胆に描かれたシースルーを随所に施したロマンティックなドレスなどを披露。一方、「GREEDILOUS」では、80'sの懐かしいムードを感じるボティコンシャスなセットアップやテーラードジャケットなどが現代風にアレンジされていて、ロゴ、フラワー、チェックのモチーフで遊びあるデザインを次々と見せた。
8日の最終日、センターステージのフィナーレを飾ったのは、若手デザイナーの育成を目的とした「香港ヤング・ファッション・デザイナー・コンテスト2018(YDC)」だ。16名の候補者が「YDC賞」、「ニュータレント賞」、「ベストフットウエアデザイン賞」の受賞をめぐり競うというもの。2016年にファセッタズムの落合宏理も務めた2018年のVIP審査員は、デザイナーのマーティン・ローズ(Martine Rose)。
ショーでは、メンズ・ウィメンズの個性豊かたな16ブランドがランウェイを繰り広げる。最も優れたデザイナーに贈られる「YDC賞」はメンズブランドの「Leo Chan」が受賞。戦前期に始まったドイツの野外活動 “Wandervögel”の魅力に着想を得たコレクションを披露。続いて、初優勝を獲得したのは、ネオン色のカラーパレットと独創的なデザインが特徴的な「Yip Yeung-yeung,Bicy」。第2位及びベストフットウエアデザイン賞には、「Ng Cho-kiu、Charlotte」が、ニュータレント賞には「Yeung Shun-leong」が選出され、賞金や大手ブランドへのインターンシップのチケットなどが授与された。
「センターステージ」には、日本からも大手百貨店やセレクトショップのバイヤーも参加した。
年々来場者も増え、アジアのトレンド発信基地として益々注目されるファッションイベントとなっている。