9月25日から10月2日まで開催された2019春夏パリ・ファッションウィーク。今季は、エディ・スリマン(Hedi Slimane)によってセリーヌ(CELINE)が大きく方向転換したことで、熱い論争が巻き起こったパリ。ブランドが変化するように、トレンドもオフランウェイも日々移り変わるもの。一大ブームとなったストリートスタイルはもう時代遅れかも!? 8日間のパリコレ・オフランウェイで見た、最旬スタイルをご紹介!
木々が茶色に色づき、空気が澄んで空はグレー。そんな秋口は落ち着いたトーンのスタイリングになりがちだけど、今季は淡いピンクやブルーのカラーが秋のパリを彩った。ストリートスタイルからの反動か、みんなどこかレトロでロマンティックな気分に浸りたいみたい。
カラフル
1.
全身ミュウミュウ(MIU MIU)で現れたのは、スナップ常連のイラストレーター、ジェニー・ウォルトン。まるでベルサイユ宮殿の上質なブロケードのカーテンをドレスに仕立てたような、気品漂うミントグリーンのロングドレス。パールのチョーカー、ゴールドのチェーンバッグと装飾をプラスしつつ、ヘアスタイルはすっきりまとめて引き算を。
2.
モデルのアイリーンは、赤を基調にしたチェック柄のドレスに、フラワープリントのハンドペイントを施したデニムジャケット、ラメサンダルで春のような装い。ガーリーなスタイルに、牛柄のウエスタンなバッグがアクセントに。
3.
カリスマツインズとして、スナッパーから多くのフラッシュを浴びていたAMIAYAの2人。この日の双子コーディネートは、東京ブランドのシーロン(SIIILON)のドレスに、ナナナナ(nana-nana)のクリアバッグ。足元はジーヴィジーヴィ(G.V.G.V.)のブーツで、全身、東京ブランド。ピンクのヘアカラーともマッチして、完璧なトータルコーディネート!
4.
ショーを終えて次の会場へと足早に向かう人気モデルをキャッチ! 朝晩は5度程度まで下がったこの日は、鮮やかなブルーのエコファーで防寒。ワイドパンツの下には、赤色のウエスタンブーツがチラリ。ニューヨークブランドを筆頭に、19秋冬コレクションはウエスタン調が多く、バッグやシューズなど小物で取り入れている人が多かったのも今季の特徴。
【番外編】
季節問わず、ミニマリストは落ち着いたトーンでシックな印象。装飾はそぎ落とし、身軽に軽快に。シンプルだからこそ、シルエットや素材感が際立ち、洗練されたモードが完成する。