90年代の裏原ブームの人気ブランド・NGAPのデザイナーであり、グラフィティブランド・スコロクト(SKOLOCT)を手がける中野毅(TSUYOSHI NAKANO)のアート展が、表参道のギャラリー・サイド(SIDE)で行われている。
10月5日に幕を開けた東京のファッションウィーク「Amazon Fashion Week TOKYO 2019 S/S」(AFWT)の特別プログラム「アット トウキョウ(AT TOKYO)」の一環として10月6日から20日まで開催され、前日5日夜に行われたレセプションパーティーには、アーティスト本人を含め、アマゾンジャパンの副社長なども顔を見せ、東京のストリートファッションを伝える友人たちがお祝いに駆けつけた。
スコロクトはこれまでにヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)、ステューシー(STUSSY)などとのコラボによるアート展や、アンダーカバー(UNDERCOVER)、タカヒロミヤシタザソロイスト.
(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)などとのコラボアイテムなどで高い人気を誇っており、海外でもヴィーローン(Vlone)とのコラボや、ジュース香港(JUICE Hong Kong)でのポップアップ、ファッションイベントインナーセクト上海に招かれるなど、日本以外にも幅広くファンが多いことで知られている。
今回アット トウキョウのイベントとしてランウェイ形式ではなく、初のアート展となったが、同ブランドのキャラクターであるスコロクトを始め、原宿ストリートグラフィティのルーツを継承するその50点近くの作品は、レセプション当日にほぼ完売。20型の限定Tシャツ(全て7,800円)はその場でQRコードからアマゾンのサイトへダイレクトにアクセスして購入することも可能。
海外からは東京の90年代ストリートカルチャーが依然注目されているだけに、アマゾンファッションの今後のキュレーションにも注目だ。
Text: Tatsuya Noda