フェラーリ ジャパン(Ferrari Japan)が10月22日、イタリア大使館でフェラーリ・テーラーメイドのスペシャルイベント「フェラーリ・テーラーメイドの芸術(The Art of Ferrari Tailor Made)」を行った。
今回のイベントは9月にイタリアのマラネッロに完成した新スタイリングセンター及びその上海ブランチにおける新たなテーラーリング機能のプロモーションを兼ねて、フェラーリが日本のために特別に生産された9台の「Ferrari GTC4Lusso T」を大使館の庭園や公邸内に展示。イタリアンデザインを代表する建物で、プレスとクリエイター、アーティスト、フェラーリオーナーに向けて、その伝統と革新、美学を披露した。イタリア本社からエンリコ・ガリエラ(Enrico Galliera)フェラーリS.p.Aチーフマーケティング&コマーシャルオフィサーも来日し、自らもカスタムバイクなどに乗る俳優の伊勢谷友介とフェラーリのパーソナライゼーションを統括するアンドリア・バッシ(Andrea Bassi)とのトークショーが行われた。
「フェラーリのパーソナイゼーションはビジネスではなくDNAともいうべきもの。我々のカスタマイズはフェラ−リのパフォーマンスを損なわないまま、いかなる制限もない。フェラーリオーナーのライフスタイルを体現し、エモーショナルな表現を共有できるもの」とバッシ氏は話し、日本の文化や美に敬意を表したサポートが可能と説明した。
今回発表されたテーラーメイド・プログラムではフェラーリのDNA密接に結びついた3つのコレクションが用意されている。スポーツの精神を表現した「スクーデリア(Scuderia)」、伝統を継承した「クラッシカ(Classica)」、 将来を先取りした新トレンドを積極的に採用し、自由度が最も高い実験的で革新を追求した「イネディタ(Inedita)」の3コレクションからカスタマイズの方向性を選択し、各ユーザーの嗜好に合わせ、エクスクルーシビリティーを実現していく。
日本のために特別に生産された9台のテーラーメイドモデルのベースとなった「Ferrari GTC4Lusso T」の価格は約2900万円から。その9台を順に紹介していく。
V8フェラーリ初の4シーターモデルが備える優雅さを際立たせるピアノ・ブラックにドリームライン。インテリアはジャン・マリー・マッソー(Jean Marie Massaud)がデザインしたポルトローナ・フラウ(Poltrona Frau)のケネディアームチェアからインスピレーションされた伝統的な職人技を生かしたデザイン。
そのネーミング通り、田園地方と人と自然の調和をテーマとしたデザイン。サドゥラリィ(馬具製造)の伝統を見直し、シート中央のベルベットとファーニッシングレザーのカラーを調和させたシートが特徴。
1962年のパリモーターショーで発表されて人々を魅了した傑作からインスピレーションを得たリッチなクローム仕上げ。シルバーのドリームライン、ヘリテージレザーのシートが現代風にアレンジされ気品を感じさせる。
ピニンファリーナが250GTシャシーに換装したSpecialeの特徴が込められ仕上げられたモデル。ブルーメタリック(Azzurro metallizzato)のエクステリアにクリームとブルーのレザーのインテリア。
ジャン・マリー・マッソーがデザインしたポルトローナ・フラウのシステムソファ「Gran Torino」にインスピレーションを得て、テーラーメイドに必要な精緻で複雑な製造工程を貴重なレザー素材で提案されている。
ポロ競技の高貴性をデザインに消化したモデル。非対称のユニフォームのグラフィックをエクステリアとインテリアに採用されている。
ラグジュアリーヨットの世界にインスパイアされたテーラーメイド。光沢を抑えたマットブルーなエクステリア、ヨットに乗船したときを思わせるシックさと明るさを素材のコンビネーションやステッチで提案されている。
ブラックに赤のドリームラインのエクステリアは、赤のダッシュボードインサート。正確、集中、革新的な素材、自然とのふれあいなどゴルフをコンセプトにしたテーラーメイド。
ラグジュアリーウォッチからインスピレーションを得た精緻で素材の研究、最先端技術による加工で構成されたテーラーメイド。ディープブルーにカッパー(銅)カラー仕上げの20インチのホイール、インテリアも同様のブルーとカッパーカラーが存在感を際立たせる。
Text: Tatsuya Noda
今回のイベントは9月にイタリアのマラネッロに完成した新スタイリングセンター及びその上海ブランチにおける新たなテーラーリング機能のプロモーションを兼ねて、フェラーリが日本のために特別に生産された9台の「Ferrari GTC4Lusso T」を大使館の庭園や公邸内に展示。イタリアンデザインを代表する建物で、プレスとクリエイター、アーティスト、フェラーリオーナーに向けて、その伝統と革新、美学を披露した。イタリア本社からエンリコ・ガリエラ(Enrico Galliera)フェラーリS.p.Aチーフマーケティング&コマーシャルオフィサーも来日し、自らもカスタムバイクなどに乗る俳優の伊勢谷友介とフェラーリのパーソナライゼーションを統括するアンドリア・バッシ(Andrea Bassi)とのトークショーが行われた。
「フェラーリのパーソナイゼーションはビジネスではなくDNAともいうべきもの。我々のカスタマイズはフェラ−リのパフォーマンスを損なわないまま、いかなる制限もない。フェラーリオーナーのライフスタイルを体現し、エモーショナルな表現を共有できるもの」とバッシ氏は話し、日本の文化や美に敬意を表したサポートが可能と説明した。
今回発表されたテーラーメイド・プログラムではフェラーリのDNA密接に結びついた3つのコレクションが用意されている。スポーツの精神を表現した「スクーデリア(Scuderia)」、伝統を継承した「クラッシカ(Classica)」、 将来を先取りした新トレンドを積極的に採用し、自由度が最も高い実験的で革新を追求した「イネディタ(Inedita)」の3コレクションからカスタマイズの方向性を選択し、各ユーザーの嗜好に合わせ、エクスクルーシビリティーを実現していく。
日本のために特別に生産された9台のテーラーメイドモデルのベースとなった「Ferrari GTC4Lusso T」の価格は約2900万円から。その9台を順に紹介していく。
#1 - Italian Style 1 Concept
V8フェラーリ初の4シーターモデルが備える優雅さを際立たせるピアノ・ブラックにドリームライン。インテリアはジャン・マリー・マッソー(Jean Marie Massaud)がデザインしたポルトローナ・フラウ(Poltrona Frau)のケネディアームチェアからインスピレーションされた伝統的な職人技を生かしたデザイン。
#2 - Country Concept
そのネーミング通り、田園地方と人と自然の調和をテーマとしたデザイン。サドゥラリィ(馬具製造)の伝統を見直し、シート中央のベルベットとファーニッシングレザーのカラーを調和させたシートが特徴。
#3 - Inspired by 250 GT Berlinetta Lusso
1962年のパリモーターショーで発表されて人々を魅了した傑作からインスピレーションを得たリッチなクローム仕上げ。シルバーのドリームライン、ヘリテージレザーのシートが現代風にアレンジされ気品を感じさせる。
#4 - Inspired by 250 GT Coupe Speciale
ピニンファリーナが250GTシャシーに換装したSpecialeの特徴が込められ仕上げられたモデル。ブルーメタリック(Azzurro metallizzato)のエクステリアにクリームとブルーのレザーのインテリア。
#5 - Italian Style 2 Concept
ジャン・マリー・マッソーがデザインしたポルトローナ・フラウのシステムソファ「Gran Torino」にインスピレーションを得て、テーラーメイドに必要な精緻で複雑な製造工程を貴重なレザー素材で提案されている。
#6 - Polo Concept
ポロ競技の高貴性をデザインに消化したモデル。非対称のユニフォームのグラフィックをエクステリアとインテリアに採用されている。
#7 - Yacht Concept
ラグジュアリーヨットの世界にインスパイアされたテーラーメイド。光沢を抑えたマットブルーなエクステリア、ヨットに乗船したときを思わせるシックさと明るさを素材のコンビネーションやステッチで提案されている。
#8 - Golf Concept
ブラックに赤のドリームラインのエクステリアは、赤のダッシュボードインサート。正確、集中、革新的な素材、自然とのふれあいなどゴルフをコンセプトにしたテーラーメイド。
#9 - Copper Concept
ラグジュアリーウォッチからインスピレーションを得た精緻で素材の研究、最先端技術による加工で構成されたテーラーメイド。ディープブルーにカッパー(銅)カラー仕上げの20インチのホイール、インテリアも同様のブルーとカッパーカラーが存在感を際立たせる。
Text: Tatsuya Noda