平成6~10年(1994~1998年)
スーパーモデルブームに影響を受けた茶髪・細眉・小顔メイク
バブル崩壊後、長く続く平成不況に突入し、さまざまな分野で安価な商品が人気に。パソコンや携帯電話が一般に広く普及し始め、得られる情報量が格段に増えた。ファッションでは、ルーズソックスのブームをきっかけに女子高生に注目が集まり、厚底ブーツやミニスカートなどのいわゆる「ギャル文化」が台頭。彼女たちが社会に与える影響も大きくなり、ファッションの幅や自由度が広がっていく。
スーパーモデルブームと相まって、茶髪、細眉、小顔メイクが大流行。髪色に合わせた眉のブリーチや、下地でツヤ肌を演出するなど、細部へのこだわりも見られ、美容への関心が一気に高まった。また、光沢感のあるファッションの流行と連動して、パールアイシャドウやベージュ系リップが主流になるなど、クールで近未来的なメイクがトレンドに。 メディアではカリスマ美容師が注目され、レイヤーカットやシャギーカットが提案された。