グッチはこのたび、京都の伝統工芸である西陣織のもっとも歴史ある老舗のひとつ、HOSOO(細尾)とのスペシャルなコラボレーションによるリミテッド エディションのハンドバッグを発表いたします。京都市街の北西部に位置する西陣の地で伝統の技を受け継ぐ職人たちが織り上げたテキスタイルを用い、フィレンツェのグッチの職人たちがグッチを象徴するバンブーハンドルのハンドバッグを創り上げました。
グッチの歴史を象徴するエレメントやデザインを京都の代表的な伝統工芸と融合させた本コラボレーションは、グッチと京都の絆を体現するものです。グッチはブランド創設100周年を迎えた2021年に、新たな100年の始まりを祝うスペシャルなイベントを京都で開催しました。そのひとつ、Gucci Bamboo Houseでは伝統と創造をテーマにバンブーハンドルのハンドバッグをフィーチャーして体験型エキシビションを開催しました。
そしてこのたびのコラボレーションは、西陣織の美しさと歴史的価値をたたえるとともに、その高度な職人技と芸術性を追求することを通じて、京都との絆を唯一無二のクリエイションへと昇華させました。西陣織はその起源を平安時代(約1200年前)まで遡る先染めの紋織物で、貴族や武士階級、さらには裕福な町人たちの支持を受けながら、その雅な美しさを進化させてきました。完成までに20以上もの工程をそれぞれの専門の職人が担当し、複雑かつ立体的な構造の中によって独創的な柄と質感を表現します。まるでハイジュエリーのような気高さと希少さ、そして芸術性の高さから、かつては身につける人の高貴さや地位・富の象徴でもありました。
本コラボレーションでは、類まれな伝統、クラフツマンシップ、そしてクリエイティビティを中核に、常に革新を続けるというスピリッツを共有するグッチと西陣織の老舗 HOSOOが、お互いのシグネチャーを融合することで、3種類の新たなテキスタイルが創り出されました。西陣織の特徴である優美な輝きを放つ絹糸や金箔・銀箔に、グッチを象徴するモチーフが立体的に織り込まれたテキスタイルが、〔グッチ バンブー 1947〕と〔グッチ ダイアナ〕バッグに新たな息吹と時空を超えて輝き続ける美しさをもたらしています。
今回のプロジェクトについてHOSOO 12代目でありクリエイティブディレクターの細尾真孝氏は次のように語っています。
「ただ単に西陣織でグッチのモチーフを表現するのではなく、私どものオリジナルデザインのテキスタイルにグッチのモチーフを『織り込む』ということは、技術的にも表現的にも新しく、また高度な挑戦でした。しかし職人たちと幾度も試行錯誤を重ねた結果、想像を超えた美しさが生まれたのです。グッチとともに、西陣織の新たな可能性を見出すことができたことが何よりも大きな喜びです。また、このテキスタイルがグッチの職人たちにインスピレーションを届けられることを願っています」
この西陣織とのコラボレーションによる〔グッチ バンブー 1947〕と〔グッチ ダイアナ〕は、2022年12月1日より、一部のグッチショップにて数量限定で展開いたします。
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Gucci Bamboo 1947
グッチの歴史を彩ってきたバンブーハンドルのハンドバッグをコンテンポラリーなアプローチで再解釈した〔グッチ バンブー 1947〕は、グッチの過去、現在、未来を表現しています。1947年、グッチ製品にふさわしい上質な原材料の入手が困難だった戦後期のイタリアにおいて、創設者グッチオ・グッチはフィレンツェの職人たちの革新的なアイデアを取り入れて、バッグのハンドルに軽量かつ丈夫なバンブーを使用しました。この「バンブーバッグ」はたちまち注目を集め、ハリウッドの女優やジェットセッターたちに愛用されるようになり、革新的なアイコンバッグとして国際的な地位を確立しました。
Gucci Diana
〔グッチ ダイアナ〕は、1991年に誕生したバンブーハンドルのトートバッグに新たな解釈を加え、Ouverture コレクションで発表されたハンドバッグラインです。新しいデザインの特徴である取り外し可能なレザーベルトは、オリジナルのバッグに付属していたハンドルの形状を維持するためのバンドにインスピレーションを得たものです。〔グッチ ダイアナ〕のシルエットは、かつてファッションにおいて実用性が重視されていた時代を思い出させると同時に、タイムレスな魅力をたたえ、日々進化するスタイルの概念を表現しています。
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