渋谷東急プラザ跡に「渋谷フクラス」が2019年秋竣工! バスターミナルも備えた渋谷の玄関口に

2018.12.07
渋谷駅前の旧東急プラザ渋谷および隣接する街区の再開発により、2019年秋に「渋谷フクラス(SHIBUYA FUKURAS)」が竣工。
新たに「東急プラザ渋谷」が開業する他、路線バスや空港リムジンバスが乗り入れるバスターミナルが設置され、渋谷駅西口の新たな玄関口となる。

渋谷フクラス 外観イメージ / 東急不動産株式会社

これまで多くの流行や文化を生み出し成長してきた渋谷において、「エンタテイメントシティSHIBUYA」を掲げ、100年に1度と言われる再開発が進む中、新たに誕生する同施設。「渋谷フクラス」という名称には、「膨らす(膨らます)」という日語から、渋谷および同ビルを訪れるすべての人々の幸福を大きく膨らませていきたいという思いが込められた。

建築コンセプトは「小さな物語の集積」。多様な人や文化が混在し、集まり成長していく過程で小さな物語が生まれ、その集合体が街をかたどっていく渋谷のように、小さな結晶体が集まりビルの外観が形成されていく。ロゴマークは、街のエネルギーが凝縮された、結晶体のような同ビルの外観から「膨らむ結晶体」を表現。ロゴカラーのシルバーは、洗練・品格・先進の印象を打ち出すとともに、すべての色、すなわち個性を輝かすことのできる柔軟性や多様性が表現されている。

渋谷フクラス 北西側周辺街路のイメージ / 東急不動産株式会社
2階から8階、17階・18階には、新時代のニーズに応える商業施設に進化して生まれ変わる「東急プラザ渋谷」が入居。人生100年時代と言われ、世界に先駆けて超高齢化社会を迎える日本。人々の価値観やライフスタイル、消費行動が大きく変化する、新しい時代に突入している。そんな状況の中、新「東急プラザ渋谷」は“都会派の感度が成熟した大人たち”をターゲットに、新しいライフスタイル「MELLOW LIFE」を提案する。

地下1階から2階には三井住友銀行が入居予定。1階には、一般路線バスや空港リムジンバスも乗り入れる予定のバスターミナルが設置され、手荷物預かり、観光案内などの機能を備えた観光支援施設を併設し、渋谷駅周辺の国際競争力を一段と高める。

渋谷フクラス バスターミナルのイメージ / 東急不動産株式会社

約5,000坪を誇る9階から16階のオフィスフロアには、GMOインターネットグループが入居。また17階には、新しいビジネスを生み出す拠点となる産業進出支援施設を備える。クリエイティブコンテンツ産業や外国企業の進出拠点となる施設を整備することで、企業やクリエイターのスタートアップとなる場を創出する。

さらに、エレベーターやエスカレーターにより多層な都市基盤をバリアフリーで上下に結ぶアーバン・コア、渋谷駅と同ビルおよび周辺エリアをつなぐ道玄坂連絡デッキが整備され、同ビルをハブとして、渋谷駅や周辺エリアへ上下左右に移動しやすい歩行者ネットワークが実現する。また、周辺の一部街路についても、来街者が誰でも安心して巡れる憩いの場として再整備。同ビル地下2階には、地元商店街への配送業者が利用可能な地域荷捌き施設が設置され、来街者の安全性・快適性や街の回遊性を向上し、同ビル周辺の地元商店街の賑わいを創出する。

「渋谷フクラス」が渋谷を訪れる多世代やインバウンドの人々にとって渋谷駅西口の新たな玄関口となるとともに、多様性という渋谷の魅力をより一層高めることができるよう、地域とともに賑わいある街並みづくりが進められる。

【施設情報】
渋谷フクラス
住所:東京都渋谷区道玄坂一丁目38番
竣工予定:2019年秋
編集部
  • 渋谷フクラス 外観イメージ
  • 渋谷フクラス 1階バスターミナル及びアーバン・コアのイメージ(北東からのぞむ)
  • 渋谷フクラス 南西側外観イメージ
  • 渋谷フクラス 北西側周辺街路のイメージ
  • 渋谷フクラス バスターミナルのイメージ
  • 渋谷フクラス 西側周辺街路及び地域荷捌き所用エレベーター上屋のイメージ
  • 渋谷フクラス 国道246号線側からのイメージ
  • 渋谷フクラス 接続デッキ(渋谷駅側)のイメージ
  • 渋谷フクラス 北東外観(夜)のイメージ
  • 渋谷フクラス ロゴ
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