東京・西麻布のギャラリー「ル・ベイン」、及び「MITATE」で「鈴木マサルのテキスタイル 傘とラグとタオルと」が5月12日から24日まで開催される。
鈴木マサルはテキスタイルブランド「オッタイピイヌ(OTTAIPNU)」を手掛けるテキスタイルデザイナー。色鮮やかなハンドプリントを中心に、タオルやバスマット、ハンカチ、傘などのコレクションを展開している。10年からはフィンランドの老舗ブランドである「マリメッコ」や「ラプ アンカンクリ」、「ムーミントリビュートワークス」など多くのブランドからテキスタイルを発表。国内外の様々なメーカーやブランドのプロジェクトに参画し、ファニチャーやプロダクト、アパレルなど様々なシーンに向けたテキスタイルを提供している。
同展はそんな鈴木が12年から3年に渡り開催してきた「鈴木マサル傘展」を進化させたもの。会場では雨傘や日傘をはじめ、ラグ、タオル、スピーカーカバーなど日々の生活を取り巻く様々なテキスタイルプロダクトを展示、販売する。その中の1つ、「OTTAIPNU Umbrella & Parasol COLLECTION」は、“憂鬱な雨の日や、日差しが強い日でも、気分があがって出かけたくなるような”がコンセプトの傘コレクション。会場では、4柄3色の雨傘が新たに発表される。
また、14年デビューのラグシリーズ「Suzuki Masaru × NEXT HOME COLLABORATION DESIGN RUG」も展示される。オリジナルカラーの染糸を用い、刺繍のように基布にひと針ずつ刺すことで織られた同シリーズは、15年より新たに円形と楕円形のモデルが追加された。一方、“puchipuchi”や“ishi koro“など、ユニークな折や質感による様々な感触が楽しい「OTTAIPNU TWOEL COLLECTION」の新作もラインアップ。バスタオルやフェイスタオル、ミニタオルに、グレイッシュなカラーで動物が描かれている。
今回展示される作品について、鈴木は「どちらかと言えばクールだったりモダンなカッコ良いものではなく、もう少し人の『気分』とか『気持ち』とか、そういう曖昧な所に寄り添っ て作用するようなものだと思っています。見たら『わあっ』とか『きゃあっ』とか。使ったら『おおっ』とか『気分がいい』とか そういう形にならない、何か。その『何か』を目指して作られたテキスタイルプロダクトが、どこかの誰かの生活に寄り添って行ける事を願っています」と語っている。
【イベント情報】
鈴木マサルのテキスタイル 傘とラグとタオルと
会場:ギャラリー「ル・ベイン」、「MITATE」
住所:東京都港区西麻布3-16-28
会期:5月12日から24日まで
時間:11:00から19:00まで(12日は15:00から)
休館日:18日
料金:無料