soduk:大注目! 噂のニューカマーな7ブランドvol.7【EDITOR'S PICK】

2019.03.06
編集部の心をきゅんと掴んだ、7つのニューカマーブランドをピックアップしてご紹介。第7弾、連載のラストを飾るのは「スドーク(soduk)」。新鋭ブランドが見せるニュールックから、東京の“今”を感じよう。


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2019年春夏コレクションルックより

メンズブランド「クードス(kudos)」のデザイナー工藤司が手掛ける、2018年秋冬シーズン始動のウィメンズブランド「スドーク(soduk)」。

デザイナーの工藤は1987年生まれ。早稲田大学を卒業後、アントワープ王立芸術学院に進学し中退する。ジャックムス(JACQUEMUS)や、ジェイ ダブリュー アンダーソン(J.W. ANDERSON)、Y/プロジェクトY/PROJECT)といった名だたるブランドで、デザインアシスタントやパターンアシスタントとして経験を積み、2017年にメンズブランドのクードスを立ち上げた。

その後、クードスを愛用する女性ファンからの要望があり、ウィメンズブランド「スドーク」の立ち上げに至る。ブランド名の“soduk”は、“kudos”の文字を逆に並べたもので、スドーク(ウィメンズ)は、クードス(メンズ)の“鏡”のような位置付けのブランドとして展開されている。






工藤はブランドについて、言葉では多くを語らず、リアリティーがありながらもどこか幻影のようなイメージを打ち出す。

コレクションは、一見シンプルなリアルクローズのようにも思える。しかし、一点一点をよく見ていくと、それぞれのアイテムに面白いディテールが見つかる。予想外の部分に穴が開けられていたり、大胆な切り込みがあったり、ぱっと見スタンダードに思えたシャツだって、ボタンとボタンホールの位置の掛け合わせが斬新だ。

スドークの服は、手に取った時、このデザインを自分ならどうやって着こなそう? と考えることから始まる。それは、どこか遠くの国から時を超えて自分の手元にやってきたヴィンテージ服に思いを馳せる感覚と似ているかもしれない。





シーズンルックは打ち出すものの、ブランドが提案するシーズン毎のアイテムの着こなしや一押しのコーディネートというのは特に設けていないそうで、それゆえに、スドークの服は、自由だ。今この服を手にした瞬間から自分で様々に着こなして、自分だけのものにしていくような楽しさがある。

遊び心と言うにはエッジが効いているし、ユーモアというのもちょっと違うような、いい意味で期待を裏切ってくるウィットに富んだ服が提案されている。まさに、現代を生きる、インディペンデントな東京女子のための服と呼べるだろう。


2シーズン目となる、2019年春夏コレクションのテーマは「0002 collection “dance with me.” 」。

人が動いた時に布が動く様を意識して、人が動いた時にどう服が動くかということを考えてコレクションを作ったそう。軽やかに吹き抜ける春風の中、どこか非日常的な儚さを感じさせつつも、しっかりと地に立ち、凛と佇む女性像が印象的だ。




スドークの2019年春夏コレクションは、ブランドのオフィシャルサイトでオンラインストアでの展開に加え、東京・代々木上原の「DELTA」、東京・青山の「grapevine by k3 」他、セレクトショップで取り扱い中。ぜひチェックしてみて。



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編集部
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