ディオールは、1月20日午後3時(現地時間)に、パリ・コンコルド広場で2023年-2024年ウィンター メンズ コレクションを発表しました。
Courtesy of Dior|©Adrien Diran
キム・ジョーンズ
Courtesy of Dior
テムズ川とセーヌ川。そこには再生と若返りを通して歴史と移ろい伝える古代からの流れがあり、国から都市、海へと流れる水は、常に異なり、常に同じです。ロンドンとパリを流れるこの2本の大河は、その意味合いとコントラスト、光と陰影によって、T・S・エリオットの文学的モチーフであると同時に、ディオールのメンズ クリエイティブ ディレクター、キム・ジョーンズの生きたインスピレーションの源にもなっています。この生きた文学史の中では、古代の風景が現代の都市景観と共に広がり、時代が錯綜します。この川の渦や流れに、変化、躍動、気楽さ、流動性が中心テーマとなるウィンター コレクションを初めとするファッションの流れが反映されています。これはまた、史上最年少の弱冠21歳でディオールの指揮を執ったイヴ・サン=ローランが求めたダイナミズムの表れでもあります。
Courtesy of Dior
65年前の1958年1月30日、イヴ・サン=ローランはディオールでのデビューコレクションを発表し、これによってファッション界は再び変化を遂げます。この1958年春夏 コレクションに強い影響を受けたキム・ジョーンズによる今回のウィンター コレクションは、メンズファッションの歴史が絡み合い、マスキュリンとフェミニンが融合し、イギリスのテイラリングの伝統と素材がオートクチュールの「タイユール」と出会います。
Courtesy of Dior
それぞれの服に息づいているのは、躍動感、モダニティ、実用性、気楽さで、過剰なものからフォーマルとカジュアルの融合へと変化する様子が感じられます。シルエットはやわらかく、丸みを帯び、順応性がある一方、服はハイブリッド化され、変容し、着る人の意思によってそれぞれのスタイルで着用されます。緻密で複雑なコレクションでありながら、決して凝り過ぎているとは感じさせない、エフォートレスさがすべてに息づきます。
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時には、服はアーカイブを直接的に引用し、置き換えられ、変容を遂げます。イヴ・サン=ローランの「マリン」アンサンブルで用いられたセーラートップは、キャバリーツイルでゆったりと仕立てられ、縦長のフィッシャーマンズスモックにもなります。
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「アカシア」のオフショルダーのテイラリングは、マスキュリンなウールスーツに肩の力を抜いた無造作さを加え、繰り返し登場する新しいシルエットとアンサンブルの一部となっています。また、ルーズに結んだネックが特徴の「パス パルトゥ」コートには、スラブ織りのドニゴールツイードを使用し、ジッパー付きのオープンスリーブがあしらわれています。同時に、スタイリングやドレープに対する彫刻的なアプローチをテイラリングと融合させることにより、ニットの伝統的な固定概念を覆しています。
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一方で、3Dプリントによるシューズやブーツ、典型的な船上での実用的なアウターウエアなど、驚くほど斬新なアイテムも登場し、メゾンのサヴォワールフェールがかつてないほどコンテンポラリーなレベルにまで到達しています。バッグにおいては、余計なものを削ぎ落としたボックス構造のアイテムが登場。慎重さ、エレガンス、正確さを表現し、イヴ・サン=ローランが追い求めたモダンなシンプルさを反映しています。
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@Dior @MrKimJones #Dior #DiorWinter23
https://youtu.be/6_gmukGV2fc
【お問合せ先】
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947
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「メゾンのサイクルは、ファッションのサイクルそのものと同じように、再生と若返りを繰り返します。現在と未来には常に過去が宿り、ディオールも例外ではありません。今回のコレクションでは、ムッシュ ディオール急逝後のメゾンの再生と、後継者として彼が抜擢したイヴ・サン=ローランによる若返りを、T・S・エリオットの『荒地』のイメージやテーマを通して、文学と重ね合わせながら見ていきたいと思ったのです。そこには、古い世界が、変化と流動の中で、新しい世界と出会っています。」
キム・ジョーンズ
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テムズ川とセーヌ川。そこには再生と若返りを通して歴史と移ろい伝える古代からの流れがあり、国から都市、海へと流れる水は、常に異なり、常に同じです。ロンドンとパリを流れるこの2本の大河は、その意味合いとコントラスト、光と陰影によって、T・S・エリオットの文学的モチーフであると同時に、ディオールのメンズ クリエイティブ ディレクター、キム・ジョーンズの生きたインスピレーションの源にもなっています。この生きた文学史の中では、古代の風景が現代の都市景観と共に広がり、時代が錯綜します。この川の渦や流れに、変化、躍動、気楽さ、流動性が中心テーマとなるウィンター コレクションを初めとするファッションの流れが反映されています。これはまた、史上最年少の弱冠21歳でディオールの指揮を執ったイヴ・サン=ローランが求めたダイナミズムの表れでもあります。
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65年前の1958年1月30日、イヴ・サン=ローランはディオールでのデビューコレクションを発表し、これによってファッション界は再び変化を遂げます。この1958年春夏 コレクションに強い影響を受けたキム・ジョーンズによる今回のウィンター コレクションは、メンズファッションの歴史が絡み合い、マスキュリンとフェミニンが融合し、イギリスのテイラリングの伝統と素材がオートクチュールの「タイユール」と出会います。
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それぞれの服に息づいているのは、躍動感、モダニティ、実用性、気楽さで、過剰なものからフォーマルとカジュアルの融合へと変化する様子が感じられます。シルエットはやわらかく、丸みを帯び、順応性がある一方、服はハイブリッド化され、変容し、着る人の意思によってそれぞれのスタイルで着用されます。緻密で複雑なコレクションでありながら、決して凝り過ぎているとは感じさせない、エフォートレスさがすべてに息づきます。
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時には、服はアーカイブを直接的に引用し、置き換えられ、変容を遂げます。イヴ・サン=ローランの「マリン」アンサンブルで用いられたセーラートップは、キャバリーツイルでゆったりと仕立てられ、縦長のフィッシャーマンズスモックにもなります。
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「アカシア」のオフショルダーのテイラリングは、マスキュリンなウールスーツに肩の力を抜いた無造作さを加え、繰り返し登場する新しいシルエットとアンサンブルの一部となっています。また、ルーズに結んだネックが特徴の「パス パルトゥ」コートには、スラブ織りのドニゴールツイードを使用し、ジッパー付きのオープンスリーブがあしらわれています。同時に、スタイリングやドレープに対する彫刻的なアプローチをテイラリングと融合させることにより、ニットの伝統的な固定概念を覆しています。
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一方で、3Dプリントによるシューズやブーツ、典型的な船上での実用的なアウターウエアなど、驚くほど斬新なアイテムも登場し、メゾンのサヴォワールフェールがかつてないほどコンテンポラリーなレベルにまで到達しています。バッグにおいては、余計なものを削ぎ落としたボックス構造のアイテムが登場。慎重さ、エレガンス、正確さを表現し、イヴ・サン=ローランが追い求めたモダンなシンプルさを反映しています。
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【お問合せ先】
クリスチャン ディオール
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