HYKE、ザ・ノース・フェイスとの最後のコレクション

2019.03.26
前シーズンに引き続き天王洲アイルの倉庫で、ハイクHYKE)の2019-20年秋冬コレクションショーが行われた。

毎シーズンのテーマを設定せず、一貫して「HERITAGE AND EVOLUTION(服飾の歴史、遺産を自らの感性で独自に進化させる)」というアティチュードのもとクリエーションを続ける吉原秀明と大出由紀子。今シーズンもハイクのコンテンポラリーな感性が冴え渡る、ミリタリーウエアを再構築したアイテムを軸にコレクションが展開される。



ファーストルックのダッフルコートは、見頃を走る緩やかな縦のカッティングと、肩に沿ったラグラン、たっぷりとゆとりを含んだ袖などが作るしなやかに丸みを帯びたシルエット。その裾からのぞくフリンジスカートの軽やかさ。ミリタリーのエッセンスを宿らせながらも、エレガンスへ昇華させるのがハイクの妙。その佇まいに憧れと、ファッションを楽しむ喜びを感じずにはいられない。

2018年春夏よりスタートしたハイク×ザ・ノース・フェイスコラボレーションは、4シーズン目の今回でラストを迎える。ブラックとオリーブの2カラーで、人気のダウンアウターをはじめコート、パーカーパンツといったウエアに加えて、ネックゲイター、ベルト、レッグウォーマー、ヌプシローが登場。ロゴのあしらいは前シーズンよりも控えめだ。メンズウィメンズでの展開は引き続き、ハイクのショーでは初めてとなるメンズモデルもランウェイを歩いた。





今シーズンからは新たにアイウエアブランド、ジュリアス タート オプティカル(JULIUS TART OPTICAL)とのコラボレーションもスタート。ショーでは多くのモデルたちが着用した。チャコリ(CHACOLI)とのコラボも継続。新たなアイウエアホルダーと、レザーの新色&新素材ウールのトートバッグが2サイズで登場した。竹ヶ原敏之介の手がけるビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)とも新作アンクルブーツがお披露目された。

編集部
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