ロエベ(LOEWE)が、パリのサン・シュルピス教会に面するショールームで、2015-16秋冬メンズコレクションをプレゼンテーション形式で発表した。
デザイナーのジョナサン・アンダーソンは、次なるトレンドとなりそうなジェンダーレスでフェミニンタッチな作風を更に推し進め、老舗レザー製品メゾンであるロエベに独自の方向性とモダニティーを与えていた。
ムートンを襟に配したウールのピーコートや細身の1枚仕立てのジャケットには、引きずるほど長いワイドパンツを合わせ、丸みを帯びたスリーブの構築的なコートやレッドラインがアクセントになっているトレンチには細身のパンツをコーディネートし、パンツの太さでシルエットにアクセントを加えている。
今シーズンは特にカンガルーレザー製のアイテムが目を引き、ラムレザー以外にも存在する機能性とクオリティーの高いレザー製品の提案を試みたという。また、アーティストであるラモン・プィ・クヤスとジョナサンのコラボレーションによるオブジェのようなブローチが、コレクションをより一層モダンに仕上げた。