ペンハリガン(PENHALIGON’S)から2月25日、新しく「トレードルートコレクション」(全3種・各2万2,000円)がローンチ。更にこの新作コレクションの限定フレグランスとして「エッサウィラ オードパルファン」(2万5,000円)も誕生した。「トレードルート コレクション」のモチーフとなったのは、19世紀の詩人ジョン・メイスフィールドが、当時のテムズ川の様子を謡った詩。世界中から集まった香辛料、象牙、茶、薬、葉巻、ワインなどが積み上げられた波止場、冒険やラグジュアリーといった当時の時代性が映し出されている。
限定フレグランスの「エッサウィラ オードパルファン」については、現在、伊勢丹新宿店メンズ館で先行で発売中。3月4日以降は阪急うめだ本店と公式オンラインショップでも販売される。
「エッサウィラ」とは19世紀に生まれたモロッコ初の港湾都市のこと。ロンドンとの海上ルートを中心に、様々な商品が海上を行き来した。そんな交易品の数々をイメージさせる香りは、官能的かつエキゾチック。トップノートではベルガモットとサフランの香りの奥に、アブサンとダヴァナの苦味を忍ばせる。ミドルノートにはローズ、カーネーション、ジャスミンが花開き、それが次第にラプダナムとアンバーによるアニマルノートへと変化。ラストノートはウードとミルラのレジン系、バニラとムスクの甘さ、スモーキーなガイアックとサンダルウットなどが一体となり、ウッディな香りを締めくくる。
その他、同じ「トレードルート コレクション」として全国で3種の新フレグランスを展開。
「ラヴァンティウム オードトワレ」(100ml/2万2,000円)は当時の交易品の数々をイメージ。トップノートではサフランに加えて、ダヴァナやアブサンでラム酒をイメージ。ローズ、ジャスミン、イランイランなどのフローラルなミドルノートには、クローブとカルダモンがスパイシーな刺激を与える。ラストノートはスモーキーなガイアックやサンダルウッドと、ウード、アンバー、ミルラ、バニラ。
「ロタール オードトワレ」(100ml/2万2,000円)は、ロンドンへと茶葉を運んだ船「ティー・クリッパー」にインスピレーションを得たもの。トップノートはグレープフルーツとジュニパーベリーのソルティーな刺激に始まり、フィグの葉のグリーンな香りと交じり合う。その後、紅茶の香りがスモーキーなミドルノートが広がると、ラストノートは帆船のデッキをイメージ。シダー、ウェンジウッド、アンバーグリスなどで、ニスが引かれた甲板のウッディな香りを表現した。
また、ロンドンの上流階級に贈られたシルクやパールをイメージしたのが「エンプレッサ オードトワレ」(100ml/2万2,000円)。ブラッドオレンジ、ブラックベリー、ピーチといったフルーティーな幕開けの後には、ローズやネロリがミドルノートをフローラルに彩る。パチュリとバニラが官能的なラストノートには、ココアやマルトールの甘みが加わった。