フィンランドのプロダクトデザイナーが手掛けたカプセルホテルが京都に今冬オープン

2019.09.04
プロダクトデザイナー、ハッリ・コスキネン(Harri Koskinen)がデザインしたカプセルホテル「マヤ ホテル キョウト(MAJA HOTEL KYOTO)」が、京都中心地河原町エリアに12月下旬開業。1階にはフィンランドカフェ「カフェ・アアルト(CAFE AALTO)」が、初の世界進出として出店する。

スタンダードサイズ Hut
©HARRI KOSKINEN / FRIENDS OF INDUSTRY LTD.

現在のデザイン界において最も重要なデザイナーの一人であるハッリ・コスキネンはコンパッソ・ドーロ賞やカイ・フランクデザイン賞など数多くの権威あるデザインアワードを受賞し、「イッタラ(iittala)」や「アルテック(artek)」をはじめ様々なブランドやレーベルのデザインを手がけている。その中でもニューヨーク近代美術館MoMA)に展示されているガラスの中に電球を閉じ込めたようなデザインの「Block Lamp」は、彼が世界的に知られるきっかけとなった。

今回“プロダクトデザイナーがデザインするカプセルホテル”のオファーを快諾したハッリ。彼のミニマルかつ機能的なデザインアプローチにより、寝るためだけの最小限のスペースであったカプセルが科学反応を起こす。

©HARRI KOSKINEN / FRIENDS OF INDUSTRY LTD.
大小2サイズのカプセル「Hut」は、家に見立てた三角屋根の象徴的なデザインに、ライトやスイッチ、テキスタイルなど内部までオリジナル制作。外観は、京都の町屋との調和性を図ったデザインとなっている。予約開始は10月中旬を予定。詳細はHP(www.maja-hotel.com)、インスタグラム(@maja_hotel_kyoto)で案内される。

カフェ・アアルト
また、1階共有部にはフィンランド・ヘルシンキにあるフィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトがデザインしたアカデミア書店内のカフェ「カフェ・アアルト」が日本初上陸。フィンランドスタイルの朝食や伝統的な料理のサーモンスープチーズケーキをベースにしたブルーベリーパイ、甘さ控えめでしっとりしたシナモンロールの他、コーヒーやお酒などを楽しめる。

【施設情報】
マヤ ホテル キョウト(MAJA HOTEL KYOTO)
住所:京都市中京区柳馬場通六角上る槌屋町92
客室:ラージサイズ walk-in hut 20室、スタンダードサイズ sleep in hut 40室
オープン日:12月下旬予定
編集部
  • ラージサイズ Hut
  • スタンダードサイズ Hut
  • 1階 エントランスホール
  • 3階
  • 4階
  • エントランス
  • Harri Koskinen by Timo Junttila
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