三越伊勢丹ホールディングスが4月3日に東京ミッドタウン内にオープンする新業態「イセタンサローネ」のオープニング時のファッションディレクションは「ブラック&ホワイト」。同店の内装デザインには、現代美術家として知られる杉本博司が参画する。
このタイミングで、新ブランド「ティジーアイエフ レディ フォア ザウィークエンド(T.G.I.F. Ready for the Weekend)」がデビュー。同ブランドは「自分らしさを大切にしながらシンプルに良いものを楽しみたいと願う女性」をターゲットにしており、東京コレクションでも注目を集める「タロウホリウチ(TAROHORIUCHI)」や「ベイジ(Beige,)」とコラボレーションした限定品も用意する。
同ショップの商品企画担当者によれば「伊勢丹新宿店の本館2階で展開する『レディフォア ザ ウィークエンド』では、女性として、妻として、母として、という三つの役割を持つ女性をターゲットに、リラックスしたカジュアルスタイルや、日常のお出かけシーンのファッションを中心に提案してきた。今回、イセタンサローネのお客様をイメージし、“より自分自身と向き合う時間を大切にしている女性”に着てもらいたいコーディネートを提案したい」とコメントする。
同ブランドでは、プリーツが全体的に施された動きのあるタンクトップや、長く着ていてもストレスを感じにくいジャージー素材のライダースジャケット、モノクロプリントがアクセントのシンプルなTシャツなど、コーディネートの幅を広げてくれるシンプルな中にセンスを感じらえるアイテムがそろう。モノトーンアイテムに質感やディテールで変化を加えている。
また、オリジナルブランド以外にも「ブラック&ホワイト」をテーマに用意された限定品も登場。「マメ(mame)」からは、繊細なレースと女性らしい落ち感が美しいドレスワンピース。「ハイク(HYKE)」もモノトーンのトップスや平面的なシルエットのデニム素材のアウター、パンツ、スカートを展開。「ドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)」からは、大きめビジューがデザインされたモノトーンを貴重にしたサンダルが登場。
ファッションの基本色である白と黒を採用することで、それぞれのブランドの個性が引き立つ仕掛けとなりそうだ。