東京・汐留のパークホテル東京は3月21日、アートイベント「Park Night 2015」を開催する。
当日は25階のアートラウンジが様々な現代アートで彩られる。巨大なマスコットなどをモチーフに大がかりなインスタレーションを手掛ける山下拓也は、ギャラリーの壁を3mに渡って切り刻んだ立体作品「TALIONの子」などを出品。更に、近年では森美術館の「LOVE展」に出展したインスタレーションが話題となった、やくしまるえつこによる特設展示も行われる。
これらの作品とともに、会場の吹き抜けでは壁面に投影されるのが、現代美術科で映像作家の泉太郎による映像作品だ。今回は滅多に見ることが出来ない初期作品などがプロジェクションされ、彼の創作活動の原点を知る貴重な機会となるだろう。
更に、イベント中には3組のライブパフォーマンスが開催される。オープニングを飾るのは、フィールドレコーディングで収集した振動現象によって、空間の個性や時間経過を描写する角田俊也。それに、ヌケメバンドのギターやスライムシンセサイザーが発するドローンサウンド、おもちゃが奏でるグリッチが続く。最後は自らの体内における生命活動を音や光として表現するホーメイ歌手、山川冬樹によるパフォーマンスが一夜限りのアートナイトを締めくくる。
昨年は入場規制がかかるほど盛況だった、このアートイベント。今年はリキュール「カンパリ」をパートナーに迎え、目や耳だけでなく、舌でも楽しめる一夜となった。やくしまるえつこ、荻野僚介、ミヤギフトシ、毛利悠子ら4人のアーティストが、ホテルのバーテンダー鈴木隆行とコラボしたオリジナルカクテルとともに、現代におけるアートシーンを全身で体験できる。
【イベント情報】
Park Night 2015
会場:アートラウンジ
住所:東京都港区東新橋1-7-1 汐留メディアタワー25階パークホテル東京内
会期:3月21日
時間:20:00から23:00
料金:2.000円(要チケット)