大宮エリーが画家としてのキャリア集大成となる絵画展開催中

2015.02.10

代官山ヒルサイドテラスで「emotional journey -大宮エリー、初の大絵画展-」が開催されている。期間は2月15日まで。

大宮エリーは作家や脚家、映画監督など様々な分野で活躍するアーティスト。12年に行われた個展「思いを伝えるということ展」では、『立ちはだかるドア』や『心の箱』など、参加者が物語の主人公となる作品8点を発表。以来、「生きているということ展」、「星空からのメッセージ展」など体験型の個展を開催してきた。

一方、12年には上野で「お祝いの調べ:直島」のライブドローイングを行い、画家としての活動をスタート。今回の絵画展では、そんな彼女がこれまでに制作してきた絵画の数々が展示された。その中には展覧会にあたって観客の前で描き上げられたものから、深夜の会場で一気に仕上げられたものまで、いくつもの巨大な作品が集められている。

絵画展を主催した小山登美夫は、大宮について「大宮エリーさんは展覧会というメディアを使って、観客に空間インスタレーションとともにイメージや言葉を伝えていくという、その場でのリアルな体験を大事にしてきました。彼女の絵は、アウトサイダーアートのようでもあり、与謝蕪村のようでもあり、ジャン・コクトーのようでもあり、まさに縦横無尽に地域や時間を横断し、彼女という個から発した「生の芸術」からは圧倒的な強さと狂気が放たれています」と話している。


イベント情報】
emotional journey -大宮エリー、初の大絵画展-
会場:代官山ヒルサイドテラス ヒルサイドフォーラム
住所:東京渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階
会期:2月3日から15日
時間:11:00から21:00(13日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
料金:300円
HEW
  • 「花顔」 2013 acrylic on foam core board h.243 x 242 cm
  • 「燃えたぎる山火」 2013 acrylic on canvas h.250 x 587 cm
  • 「赤い女の子」 2013 acrylic on plywood board h.348 x 663 cm
  • 「祈り」 2013 acrylic on canvas h.248 x 800 cm
  • 「A DIRECTION」 2013 acrylic on plywood board h.348 x 502 cm
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