アナ スイ(ANNA SUI)15SSアジア版のシーズンビジュアルが公開された。今シーズンは同ブランド初となる男性モデルを起用。
これまで同ブランドのシーズンビジュアルには、ニューヨークコレクションのショーに登用した女性モデルをセレクトしてきた。今回初の男性モデルに抜擢されたのが国内外で活躍するダンサーで、近年は俳優としても活躍中の大貫勇輔。ストリートダンスからバレエまで様々なジャンルのダンスをしなやかに踊る長身の大貫に白羽の矢が立った。
撮影はデザイナーのアナ・スイの立ち会いのもと、昨年末ニューヨークにある「エレクトリック・レディ・スタジオ(Electric Lady Studios)」で行われた。シューティングが行われた同スタジオは1970年代にジミ・ヘンドリックスが「世界中からミュージシャンが集まり、音楽という共通の言語を一つ屋根の下で録音して欲しい」という願いを込めてオープンした伝説的なスタジオ。
今シーズンのアナ スイには、アナが敬愛する60年代、70年代のロックスターたちへのオマージュともいえる華やかな雰囲気のアイテムも多い。ランウエイでも、蝶デザインに加え、星モチーフやメタリックなテキスタイルなど、サイケデリックな色彩でその時代の雰囲気を彷彿させた。その世界観をそのままにフォトグラファーにエマ・サマートン (Emma Summerton)を迎え、シーズンビジュアルが撮影された。アナとニューヨークで言葉を交わした大貫は「ニューヨークで海外のスタッフに囲まれての撮影は緊張もありましたが、アナ・スイ氏はじめ一流のスタッフの方々と、歴史あるレコーディングスタジオでの撮影はすごく貴重な経験になりました。幸せなシューティングでした」とコメント。
来年日本上陸20周年を迎えるアナ スイの新たなシーズンローンチに注目だ。