ファッションのももクロが生まれるまで【後編】--15年春はももクロを思い出す

2015.02.20

ビジュアル撮影当日、ももクロがピンクハウスで春を告げる

撮影には多くのスタッフが関係する。カメラマン、ヘアメイクアートディレクター、レタッチャー…。そして、メンバーたちのスタイリングを手掛けるピンクハウスのスタッフやマネージャー。数えてみると、約30人のスタッフが会する撮影になった。

いつもと違う“ファッションのももクロ”をどう作りあげていくか。スタッフミーティングが重ねられた。仕上がった彼女たちの姿はご覧頂いた通り。スモーキーな世界の中に佇むメンバーは憂いに満ちた目で世界を見つめている。ボリューミーなヘアアレンジにやわらかな色味がメイクで添えられた。

撮影の合間に用意されたケータリングに歓声を上げる百田、ヘアメイクさんとの談笑が盛り上がる高城、撮影後に携帯で写真を撮る佐々木。メンバーそれぞれにこの時間を楽しんでいる様子だ。

有安は「春になったらピクニックがしたい」と春をイメージした撮影の合間に語り、佐々木も「春になったら苺狩りに行きたい」と、まもなく来る春に胸を弾ませているようだ。撮影を終えたばかりの玉井に撮影の感想を聞くと「ももクロというと5色のイメージが強いと思うけど、ピンクハウスさんは“クローバー”に注目してくれた。ファンのみなさんにも、そうじゃない人にも着てもらえたら嬉しい」と話してくれた。

幾重ものフリルに包まれた彼女達がミューズとなった「PINK HOUSE―flower shower・永遠の少女性―」。着飾ることで心が踊るような、世界の見え方がちょっぴり変わるような、なんだかいつもより背筋が伸びるような、“ファッション”の楽しさを感じられるきっかけになるだろうか。

2015年の春を思い出す時、無数のクローバーに包まれた彼女達の姿が眼下に浮かんだなら、それは素敵な出来事だと思う。

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Shigematsu Yuka
  • メンバーがそろうと現場に一気に春が来たような活気に溢れた
  • 高い集中力で撮影に望むももクロメンバー
  • カメラマンの切るシャッターオンがスタジオに響く
  • メイク時間にも楽しい話を繰り広げる高城。彼女の周りはいつも明るい
  • 永遠の少女性をメイクでも表現していく
  • ボリュームのあるヘアスタイルには、地毛とウィッグをミックスさせている
  • 子供の頃、ピンクハウスのワンピースを着ていたと話してくれた佐々木
  • ヘアスタイリング中の玉井
  • ももクロカラーと春食材を組み合わせたケータリングに歓声を上げる百田
  • 「どれから食べよう!」と百田
  • ヘアメイクの合間に取材を受ける高城
  • ももクロカラーのアイシングが乗ったマフィンを見て「今年は料理に挑戦してみたい」と高城
  • スタッフからも「まるでお人形さんみたい」という声が上がった佐々木
  • 次々と異なるポーズを見せてくれた玉井
  • 撮影中にもメイクに細かく手を加えながらシャッターを切っていく
  • 胸元のコサージュの中央部分は、メンバーカラーに染められている
  • 純白のドレスに身をつつみスタジオに移動する百田
  • ドレスのレースは四葉のクローバーが連なったデザイン
  • 撮影合間のランチタイム
  • フードユニットGOCHISOが、彼女たちの好きなものを集めてケータリングを用意した
  • メンバーカラーを使ったサラダなども登場
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