伊勢丹新宿店が開講したファッションのお悩みを解決するチャンネル「Isetan Channel」。8回目は、日差しが強くなるこれからの季節の必需品、サングラス選びをサポートしてくれる「アイウエアコンシェルジュ」（伊勢丹新宿店本館1階=婦人雑貨/アイウエア）サービスについて詳しくご紹介します。



「サングラスはかけるだけでサマになるし、来る3月は紫外線が急激に強くなると言われているので、一つはマストで手に入れたい。でも普段メガネをかけていないせいか、ハードルが高く感じてしまうんです。初心者でも気軽にかけられるデザインを教えて! 」 そんなときは、伊勢丹新宿店本館1階=婦人雑貨/アイウエアで受けられるサービス「アイウエアコンシェルジュ」に相談を。お客様にぴったりのサングラスを探してくれますよ。



サングラス（3万5,200円/EYEVAN）、カットソー（3万1,900円）、カーディガン（6万8,200円）/いずれもAKIRA NAKA、アクセサリーは参考商品
サングラス初心者にぜひ試して欲しいのが、レンズの上側からテンプル（アーム）が出ているボストン型のシンプルなデザイン。眉下にテンプルが位置することで、バランスよく仕上げることができます。もしお気に入りのサングラスが、レンズの中央からテンプルが出ているものの場合は、目の全体を覆うようなレンズの大きなものを選んでみてください。今季のトレンドであり、小顔効果も期待できるデザインです。色は、日本人の肌の色に馴染むブラウンがおすすめ。前髪のある人は、横に流したりボリュームを抑えたりして、抜けを作ることがポイントです。


サングラス（3万7,400円/Eque.M）、シャツ（2万900円/TICCA）、ピアス（3万3,660円/シエナロゼ）、右手薬指のリング（3万4,100円）、左手薬指のリング（4万8,400円）/すべてイー・エム
フェイスラインがすっきりとしている三角顔の方にはラウンド型フレームの華奢なサングラスがおすすめ。シャープな顔立ちと、チタンフレームが放つクールな雰囲気が相まって、ハンサムな表情を楽しむことができます。また、シルバーアクセサリーとの相性がよいことや、サングラスそのものの重量が軽いため、長時間かけていても耳が痛くなりにくいということもポイント。カラーレンズにハードルを感じる人もライトブラウンなら日本人にしっくりと馴染むので、ぜひ挑戦してみてください。



サングラス（5万3,900円/GUCCI）、ドレス（3万6,300円/GANNI）、右手薬指のリング（3万8,500円）、左手薬指のリング（6万500円）/いずれもカオル、右手人差指のリングは参考商品

多くのメゾンブランドがこぞってビッグフレームのサングラスを発表した今季、伊勢丹新宿店にも種類豊富に並んでいます。写真のモデルがかけているのは、サイドにラインストーンでブランドネームを施した「グッチ」のサングラス。ビッグサイズなのでかけるだけで小顔効果があり、存在感があるのでTシャツ×デニムのラフな装いでもサマに仕上がります。


それではここからは、お気に入りの1本をともに探してくれる「アイウエアコンシェルジュ」のサービスの内容を詳しく紹介します。

「アイウエアコンシェルジュ」とは?
店頭スタイリストに詳しくお話を伺いました

Q：まずは予約の取り方を教えてください。
A：オンラインの場合は、三越伊勢丹のアプリを開き、希望の日時を選んでいただきます。その後、今回アテンドするスタイリスト情報画面に移るので、日時と待ち合わせ場所を確認し、持っているサングラスの本数や、普段の洋服のテイストなどの事前アンケートに回答いただき、予約を確定させます。電話の場合は、希望の日時を決めてから、予約受付（03-3352-1111 ※受付時間：10時半～19時）までご連絡ください。時間をたっぷり取りたい場合は、比較的空いている平日の昼間がおすすめです。

Q：次にサービスの流れを教えてください。
A：どういったシーンで使いたいのかをお伺いし、次に顔の輪郭やその日のコーディネートを見て、どんなデザインがお似合いか提案します。あまり本数を出しすぎても悩んでしまうと思うので、お客様のお好みのテイストを予想して、おおよそ3ブランドほどピックアップした中から、大体5種類ほどのサングラスを提案します。大体所要時間は30分から1時間程度です。また、そのサングラスのコンセプトや、今季のテーマなどを伝えたほうが、よりお客様に気に入って購入していただけるので、そういったブランドの背景なども説明します。また、かけ心地やフィット感がとても大切なので、実際にかけていただき、お客様にストレスのかかりにくいかけ心地になるようその場で調整を行います。

Q：今季人気のサングラスは?
A：今季に限ることではないのですが、一昨年あたりから継続して人気なのは、レンズの薄いサングラスです。濃いものは視界がクリアでないですし、主張が激しいということから、選ばれる人があまり多くいらっしゃいません。シルエットは、小顔効果を期待できるということから、大きめのものが人気です。また、これはブリッジの広さでも変わってくるので、実際につけて自分で確認してみてください。

Q：旅行で使いたいという相談を受けた場合、どんなサングラスをおすすめする?
A：サングラスには、どれくらい紫外線をカットしてくれるかをパーセンテージで示している可視光線透過率が、必ず、タグに記されています。例えば「13パーセント」と記載されている場合は、それは「13パーセントしか光を通さない」という意味を表しています。濃いものは大体13〜15パーセントですね。目に入る紫外線は肌に影響しやすいので、海外のリゾート地にいくという方にはレンズの濃いものを、国内の海に行きたいという方には薄いものから、お客様の好みにマッチするデザインを提案しています。バカンスにもデイリーにも使いたいという方は、上から下へ徐々に色が薄くなっている、グラデーションカラーのサングラスがおすすめです。


※本記事の価格はすべて税込。



--staff--
photographs : Tetsuya Maehara
hair : KUJIRA（AVGVST）
make-up : Mariko Suzuki
stylist：Mai Sakai
model : Nodoka Tsutsui（FMG）
text：Anna Kobayashi
edit：Sayuri Sekine, Iori Ihara（FASHION HEADLINE）