カルティエが新作ハイジュエリーコレクションを発表。メゾンのサヴォアフェールと創作の領域を探る実り多き探索の旅

2023.05.25
圧倒的なまでに美を追求し、自由な精神を持つカルティエデザイナーと職人たちは、飽くなき情熱とともに制作に取り組んでいます。彼らを導くものとは何か。それは、好奇心とともに進化する専門技術が、新コレクションのたびに新たなスタート地点へと向かわせ、毎回新しい原動力となって、まるで最初のに繰り出すかのように、カルティエ スタイルの核心へ迫る旅へといざなうのです。

Johan Sandberg © Cartier

まるで航海のようなその旅で、彼らは思いもよらない新たな視点からメゾンのあらゆる根幹へと迫ります。それはまさに、新たな光のプリズムによってメゾンのサヴォアフェールと創作の領域を探る実り多き探索の旅。

気品に満ちた立体構造を描き、ラインと抽象概念の可能性を深め、色の調和を再解釈し、世界の広大さと生命を称える…これまでと変わらず自由のままに、メゾンのスタイルの領域を押し広げ、そしてさらに遠くへといざなうコレクション。カルティエのハイジュエリーコレクション「ル ヴォヤージュ ルコマンセ」は、インスピレーション豊かな旅の始まりとして、80点以上の新作クリエイションでその幕を開けます。


サマ
動きのないものに生命を吹き込み、「静」の状態から解き放つ、このクリエイションはまさにこの偉業を実現しました。19.27カラットのスリランカ産サファイアを中心に、インパクトの強い構図を配することで、はっとするような動きの感覚を生み出しています。ダルヴィーシュというイスラム神秘主義の修道僧がまとう僧服に着想を得たこのネックレスは、曲線とS字のカーブが連続した螺旋を描きます。ボリューム感のあるデザインにアラベスク模様が躍動を与え、その上で光が舞い踊ります。

Iris Velghe © Cartier

オンデュル
カルティエでは、すべてはストーンから始まり、感情も崇高な直観もストーンから生まれます。リングの中央で輝くのは0.92カラットのグレーバイオレットファンシー ダイヤモンド。バイオレットという希少な色調が際立つこのストーンを、カルティエは立体感とボリューム感がリズムを刻むミニチュア建築のような構図の中心に、まるで光の渦のように据えました。センターストーンを囲むようにハーフムーンのダイヤモンドが輝きを拡散し、ミステリアスな光の環がフォルムと輝きを引き立てます。

Iris Velghe © Cartier

クロストラ
カルティエにとって、個性のあるストーンが完全にユニークなクリエイションの発想源になります。クロストラ ネックレスが引き立てるのは、全体を構成する“シールド”カットダイヤモンドです。なかでも、4.02カラットのひときわ目を見張る1石は、ジグザグのラインで構成される複雑な立体構造の中心に置かれています。遠近感と立体感が力を波及させながら互いに呼応することで、随所で光が振動し、拡散。幾度となく再解釈されてきたメゾンを象徴するコントラストを表現すべく、オニキスは透かし模様やダイヤモンドと交互に配されています。

Iris Velghe © Cartier

パンテール ジブレ
パンテール ジブレ ネックレスには、まさに様式化と具象化の対話が繰り広げられています。まず、パンテール ヘッドは、鼻先からアーモンド形のエメラルドの瞳、とがった耳まで写実的に表現。一方、毛並みは、幾何学的なオニキスの斑点をピクセルで表現しています。王者の風格を醸すパンテールは、強い発色を見せる合計20.33カラットの3つのアクアマリンの上であたりをじっと窺っているかのように見えます。繊細なラピスラズリのタッチが構図にリズムをもたらし、コントラストを演出します。

Iris Velghe © Cartier

ジリ
このネックレスは、イスラム芸術とイスラム建築の壮麗さというカルティエ スタイルの基盤となるテーマに斬新な解釈をもたらし、旅への衝動を与えます。この上なく洗練されたグラフィカルなフォルムのなかに、ライン、モチーフ、シンメトリーの作用など、すべてが組み込まれています。ザンビア産のエメラルドと、宝石細工職人がクリエイションに合わせてカットしたターコイズが絶妙なカラーハーモニーを演出し、その強い印象をより一層引き立てています。形を変えるジュエリーの伝統に則り、センターのペンダントは、取り外してブローチとしても身に着けることができます。

Iris Velghe © Cartier


お問い合わせ:
カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-301-757
https://www.cartier.jp/


編集部
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