2012年10月13日(土)〜20日(土)の期間、「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO」(東コレ)が開催された。初参加9ブランドを含む40ブランドが2013年春夏コレクションを発表。35のショーと五つのインスタレーションが開催され、約1万9500名が来場。
今回のメイン会場は、2012年4月にオープンした渋谷ヒカリエと六本木のメルセデス・ベンツコネクション。主催・共催、関連イベントを含めると、約4万3,000人を動員した。
初日10月14日(土)のオープニングセレモニーには1000名が来場。歌手の安室奈美恵がテープカットしてオープニングを飾った後、東京で注目を浴びている若手ブランドの一つ、「ファセッタズム(FACETASM)」が最新コレクションをショー形式で発表した。ファッションショーに加えて、ロンドンの主催者が来日した「Tweed Run Tokyo 2012」や宮下公園を舞台にした野外企画「渋谷ファッションフェスティバル」、日本橋路上でのキモノファッションショーなど、一般参加型のイベントも行われ、他のファッション・ウィークには無い東京ならではのファッションの発信を試みた。ショーの多くは公式ホームページでライブストリーミング配信も行われ、期間中のサイトの合計PV(ページビュー)は45万7,935(前回比152%)に及んだという。
期間中、国内向けメディアが507名、海外向けメディアが17カ国・地域より305名の計812名が取材に訪れた。メディア掲載ウェブアクセスも急増したという。実際、ジェトロが招聘した世界的ブロガーのトミー・トン(Tommy Ton)のブログや、世界中のファッションを網羅するファッションサイト「style.com」にも参加ブランドのコレクションが紹介されている。バイヤーは国内から278名、海外の23の国と地域から153名の計431名が訪れた(メディア、バイヤーともに登録ベース)。
主催者のJFWは、「公式会場に渋谷が加わったことで、若い層に人気のあるブランドの参加や、オープニングセレモニーでのサプライズドゲストの登場もあり、『ファッション・ウィーク』というものが広く知れわたるチャンスとなった」とコメント。
次回のMercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2013-14 A/Wは、2013年3月17日(日)~3月23日(土)に渋谷ヒカリエ、メルセデス・ベンツ コネクション、その他会場での開催が決定している。2013年1月中旬に出展ブランドが発表される予定。
※数字はすべて、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構調べ。その他発表されているデータは以下の通り。
前夜祭 450名
オフィシャルナイトパーティー 400名
CREATIVE TOKYOフォーラム&展示商談会 700名
Tweed Run Tokyo 2012 150名
関連イベント来場者数 2万1,000 名(21日までに開催された来場者が確認可能な15のイベント、*渋谷ファッションフェスティバルなどを除く)