クロエが、2024年スプリングコレクションのルックを公開しました。
Look7/Courtesy of Chloé
クロエ クリエイティブ・ディレクター
ガブリエラ・ハースト
Look6/Courtesy of Chloé
クロエのクリエイティブ・ディレクター ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)にとって、プレコレクションはメゾンのデザインランゲージを発展させ、洗練させるためのスペースです。昨シーズンは、ルネッサンス期のアーティストであるアルテミジア・ジェンティレスキ(Artemisia Gentileschi) からインスピレーションを受け、女性のエンパワーメントを体現しましたが、2024年スプリングコレクションでは、意識、循環性、タイムレスという概念を中心に、よりニュアンス豊かで抽象的なスタンスを取っています。これらのテーマは、美的・技術的なレベルで総合的に表現されています。メゾンは、装飾や作為にとらわれず、クラフトマンシップの美しさを称え、卓越したサヴォアフェールにより本物の衣服を作ることを追求しています。その心臓部にあるのが、社会的・環境的責任へのコミットメントです。
Look7/Courtesy of Chloé
クロエのすべてのコレクションにおいて、デザインに一切妥協を許さずに、メゾンのカーボンフットプリントを削減すること、そしてそれを可能とする素材を採用することは、常に最優先されています。リサイクルカシミヤのタートルネックセーターは、アドリアーノ・ゴールドシュミッド(Adriano Goldschmied)と独自に開発したサーキュラーリサイクルコットンとヘンプデニムのジーンズのウエストにさりげなくタックインされています。環境負荷の少ないウールリブニットにインサートされたボタニカルモチーフのギピュールレースには自然界の回復力と脆弱性が表現されています。自然な曲線とサイクルのアイデアは、ローワーインパクトウールのセーターのカーブしたエンジニアードリブニットや、ヨークディテールのあるスエード スカートのラウンドパターンピースに反映されています。色とりどりの糸を一本一本染めたジャカードニットウールカーディガンなどのニットウエアはガブリエラの故郷であるウルグアイの社会的企業Manos del Uruguay(マノス・デル・ウルグアイ)とのコラボレーションにより作られました。
Look24/Courtesy of Chloé
素材によっては、一見しただけではその質感が分からないものもあります。それはつまり、見た目だけでなく体験することがラグジュアリーであるということを強く印象付けます。襟にシアリングをあしらったライトインディゴのジャケットとそれに合わせたフレアパンツは、デニムやコーデュロイではなく、柔らかなスエード素材。レースのように見えるクルーネックセーターとスカートは、実際はマットなカシミヤと光沢のあるシルクを対比させたテクニカルニットで、異なる光沢が交錯し、女性らしい華やぎを生み出します。スカイブルーやベージュのステートメントコートは、ベルベット仕上げのシアリングとナッパレザーのストリップで構成されています。
Look19/Courtesy of Chloé
クラシックな衣服やトリム、ヘリテージテキスタイルは、重要な探求の対象です。クロエは、マルチカラーのムリネを使ったビスポークのコットン・ウール・ツイードを作り、トレンチコートやPenelopeショルダーバッグの新作に使用しました。ノットからあえてフリルを取り除いたようなボウモチーフは、今シーズンデビューのLaceyバッグ、ナッパレザーのドレスのショルダー、ゴールドトーンの彫刻的なジュエリー、エレガントなイブニングシューズ、コンパクトなシルクビスチェドレスやボディスーツなど、さまざまなカテゴリーで展開されます。ダブルブレストのアワーグラスジャケットやローワーインパクトワッフルウールのオーバーコートのラペルにはチェーンのホイップステッチが施され、ケープコートのフロント中央には印象的なボタンが並び、ジュエリーからインスピレーションを得た装飾とレディ・トゥ・ウエアのテクニックが交錯します。ローワーインパクトウールを使用した精巧なケーブルニットセーターは、手編みされたメタルチェーンにより、さらに立体感が際立ちます。クロエのアーカイブは、ガブリエラにとって新鮮なインスピレーションの源であり、特に1963年から1997年までの25年間、メゾンのデザインを担当したカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の作品に注目しました。ビジョンを持ったデザイナーのクロエにおけるチャプターは、メット・コスチューム・インスティチュート(Met Costume Institute)のエキシビション「Karl Lagerfeld:A Line of Beauty」展(2023年7月16日まで開催中)で見られる28のルックに集約されています。今年のメットガラのオープニングナイトで、ガブリエラはレッドカーペットを彩るいくつかのカスタムピースをデザインしました。女優のモード・アパトー(Maude Apatow)は、デッドストックのシルククレープに手刺繍でアローモチーフを施したコラムドレスを着用しました。それはラガーフェルドが1983-84年秋冬コレクションでデザインしたアイコニックなシャツドレスへのオマージュです。2024年スプリングコレクションにおけるフェスティブカプセルは、このアーカイブ作品にインスパイアされ、ウールクレープ素材のコートとドレス、クリスタルのアローシェイプで飾られたバッグ、ジュエリー、フットウエアで構成されています。
Look20/Courtesy of Chloé
今年で13年目を迎えるMarcieバッグは、複数のプロダクトファミリーへと拡大しています。Marcieを象徴するハードウエアは、レディ・トゥ・ウエアをはじめ、サングラスやジュエリーに用いられ、さらに、ベルトやバレリーナフラット、シティアンクルブーツ、スライドシューズなどのセンターピースとして登場します。2023年春夏コレクションでデビューしたPenelopeバッグは、シアリングやスエード、ツイード、マノス・デル・ウルグアイによるマルチカラーニットウールなど、今シーズンのレディ・トゥ・ウエアを反映した新たなサイズやファブリックで展開します。
Look15/Courtesy of Chloé
サステイナビリティは、コレクション全体において、デザイン決定の最前線にあります。ホイップステッチが特徴のMonyバッグには、新型のドクターズバッグとサッチェルバッグが加わり、無染色のリサイクルコットンとリネンをナチュラルグレインレザーと組み合わて使用しています。ベストセラーであるローワーインパクトのスニーカー Namaは、シアリングの裏地やレザー素材、サンダルタイプといった新しいスタイルが展開されます。
Look13/Courtesy of Chloé
リサイクルアセテートまたはReAceフレームとバイオベースナイロンレンズを使用したGayiaアイウエアは、3つの新しいシェイプと、定番のブラックとダークハバナに加えブルーミングピンク、コバルトブルー、ベポラスピンク、モットルドベージュ、ターコイズエメラルドなどのシーズナルカラーがそろいます。エナメルの大胆なロゴが特徴的なアイウエアコレクションNaomy、スカラップフレームがシグニチャーのOliviaは、どちらも環境負荷の少ないバイオベースとリサイクルアセテートのミックスで作られています。
Look10/Courtesy of Chloé
Look18/Courtesy of Chloé
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お問い合わせ:
クロエ カスタマーリレーションズ
03-4335-1750
www.chloe.com
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急速に変化する世の中で、私はタイムレスなデザインに安らぎを感じます。それは、長く使い続けることができ、世代を超えて受け継がれることを願って作られたものたち。このコレクションは、気候変動問題の克服に向けた次なるチャプターへの序章であり、来る2024年春夏コレクションのショーで表現される へと繋がっていきます。私たちは自分自身を見つめ直し、今も狩猟採集時代と変わらない脳の働き方を理解し、何がもう私たちの役に立たないのかを考える必要があります。私たちの脳は私たちのために働くのであって、その逆ではないのです。
例えば、Look 6を見たとき、私は大きな喜びを感じます。デニムパンツはほぼすべてが再利用されたコットンから作られ、シャツはデッドストックのコットンからカットされ、サングラスはリサイクルされたアセテートから作られていることを知ると、環境を優先する決定がデザインの美しさに影響するのではなく、むしろそれを後押ししていることが分かります。
クロエ クリエイティブ・ディレクター
ガブリエラ・ハースト
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クロエのクリエイティブ・ディレクター ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)にとって、プレコレクションはメゾンのデザインランゲージを発展させ、洗練させるためのスペースです。昨シーズンは、ルネッサンス期のアーティストであるアルテミジア・ジェンティレスキ(Artemisia Gentileschi) からインスピレーションを受け、女性のエンパワーメントを体現しましたが、2024年スプリングコレクションでは、意識、循環性、タイムレスという概念を中心に、よりニュアンス豊かで抽象的なスタンスを取っています。これらのテーマは、美的・技術的なレベルで総合的に表現されています。メゾンは、装飾や作為にとらわれず、クラフトマンシップの美しさを称え、卓越したサヴォアフェールにより本物の衣服を作ることを追求しています。その心臓部にあるのが、社会的・環境的責任へのコミットメントです。
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クロエのすべてのコレクションにおいて、デザインに一切妥協を許さずに、メゾンのカーボンフットプリントを削減すること、そしてそれを可能とする素材を採用することは、常に最優先されています。リサイクルカシミヤのタートルネックセーターは、アドリアーノ・ゴールドシュミッド(Adriano Goldschmied)と独自に開発したサーキュラーリサイクルコットンとヘンプデニムのジーンズのウエストにさりげなくタックインされています。環境負荷の少ないウールリブニットにインサートされたボタニカルモチーフのギピュールレースには自然界の回復力と脆弱性が表現されています。自然な曲線とサイクルのアイデアは、ローワーインパクトウールのセーターのカーブしたエンジニアードリブニットや、ヨークディテールのあるスエード スカートのラウンドパターンピースに反映されています。色とりどりの糸を一本一本染めたジャカードニットウールカーディガンなどのニットウエアはガブリエラの故郷であるウルグアイの社会的企業Manos del Uruguay(マノス・デル・ウルグアイ)とのコラボレーションにより作られました。
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素材によっては、一見しただけではその質感が分からないものもあります。それはつまり、見た目だけでなく体験することがラグジュアリーであるということを強く印象付けます。襟にシアリングをあしらったライトインディゴのジャケットとそれに合わせたフレアパンツは、デニムやコーデュロイではなく、柔らかなスエード素材。レースのように見えるクルーネックセーターとスカートは、実際はマットなカシミヤと光沢のあるシルクを対比させたテクニカルニットで、異なる光沢が交錯し、女性らしい華やぎを生み出します。スカイブルーやベージュのステートメントコートは、ベルベット仕上げのシアリングとナッパレザーのストリップで構成されています。
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クラシックな衣服やトリム、ヘリテージテキスタイルは、重要な探求の対象です。クロエは、マルチカラーのムリネを使ったビスポークのコットン・ウール・ツイードを作り、トレンチコートやPenelopeショルダーバッグの新作に使用しました。ノットからあえてフリルを取り除いたようなボウモチーフは、今シーズンデビューのLaceyバッグ、ナッパレザーのドレスのショルダー、ゴールドトーンの彫刻的なジュエリー、エレガントなイブニングシューズ、コンパクトなシルクビスチェドレスやボディスーツなど、さまざまなカテゴリーで展開されます。ダブルブレストのアワーグラスジャケットやローワーインパクトワッフルウールのオーバーコートのラペルにはチェーンのホイップステッチが施され、ケープコートのフロント中央には印象的なボタンが並び、ジュエリーからインスピレーションを得た装飾とレディ・トゥ・ウエアのテクニックが交錯します。ローワーインパクトウールを使用した精巧なケーブルニットセーターは、手編みされたメタルチェーンにより、さらに立体感が際立ちます。クロエのアーカイブは、ガブリエラにとって新鮮なインスピレーションの源であり、特に1963年から1997年までの25年間、メゾンのデザインを担当したカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の作品に注目しました。ビジョンを持ったデザイナーのクロエにおけるチャプターは、メット・コスチューム・インスティチュート(Met Costume Institute)のエキシビション「Karl Lagerfeld:A Line of Beauty」展(2023年7月16日まで開催中)で見られる28のルックに集約されています。今年のメットガラのオープニングナイトで、ガブリエラはレッドカーペットを彩るいくつかのカスタムピースをデザインしました。女優のモード・アパトー(Maude Apatow)は、デッドストックのシルククレープに手刺繍でアローモチーフを施したコラムドレスを着用しました。それはラガーフェルドが1983-84年秋冬コレクションでデザインしたアイコニックなシャツドレスへのオマージュです。2024年スプリングコレクションにおけるフェスティブカプセルは、このアーカイブ作品にインスパイアされ、ウールクレープ素材のコートとドレス、クリスタルのアローシェイプで飾られたバッグ、ジュエリー、フットウエアで構成されています。
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今年で13年目を迎えるMarcieバッグは、複数のプロダクトファミリーへと拡大しています。Marcieを象徴するハードウエアは、レディ・トゥ・ウエアをはじめ、サングラスやジュエリーに用いられ、さらに、ベルトやバレリーナフラット、シティアンクルブーツ、スライドシューズなどのセンターピースとして登場します。2023年春夏コレクションでデビューしたPenelopeバッグは、シアリングやスエード、ツイード、マノス・デル・ウルグアイによるマルチカラーニットウールなど、今シーズンのレディ・トゥ・ウエアを反映した新たなサイズやファブリックで展開します。
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サステイナビリティは、コレクション全体において、デザイン決定の最前線にあります。ホイップステッチが特徴のMonyバッグには、新型のドクターズバッグとサッチェルバッグが加わり、無染色のリサイクルコットンとリネンをナチュラルグレインレザーと組み合わて使用しています。ベストセラーであるローワーインパクトのスニーカー Namaは、シアリングの裏地やレザー素材、サンダルタイプといった新しいスタイルが展開されます。
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リサイクルアセテートまたはReAceフレームとバイオベースナイロンレンズを使用したGayiaアイウエアは、3つの新しいシェイプと、定番のブラックとダークハバナに加えブルーミングピンク、コバルトブルー、ベポラスピンク、モットルドベージュ、ターコイズエメラルドなどのシーズナルカラーがそろいます。エナメルの大胆なロゴが特徴的なアイウエアコレクションNaomy、スカラップフレームがシグニチャーのOliviaは、どちらも環境負荷の少ないバイオベースとリサイクルアセテートのミックスで作られています。
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