ヴァンドーム広場に程近いエスパス・ヴァンドームを会場に1月18日、2017-18年秋冬メンズコレクションのショーを行った、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)によるバレンシアガ(BALENCIAGA)。
クリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)のカッティング哲学を巧みに取り入れながら、ユニフォームやワークウエアをモダンにアレンジし、また一つ新しいバレンシアガ像を描いて見せた。オーソドックスに見えるテーラドコートも、クリストバル・バレンシアガのバスクシルエットを引用したカッティングを施し、新しいスタイルを提案している。
ラグビーコーチを思わせるテクノ素材のコートや、ジャケット、コートなどはオーバーサイズに仕立て、履き慣らしたような加工を施したトリプルソールのスニーカーをコーディネート。レイヤーの手法も斬新で、中綿入りのフラネルのシャツの上から、企業ロゴ風のバレンシアガの文字がプリントされたポロシャツやTシャツをアウターとして重ね、ストリート的な解釈を見せた。
ウィメンズコレクションで登場したショッピングバッグからインスパイアされたバザール ショッパーがメンズコレクションで初めて登場した他、バレンシアガのブティックで使用しているペーパーバッグ風のレザーバッグも登場し、コレクションを彩るアクセントに。親会社、ケリング(KERING)のロゴが入ったスウェットやコートも大きな話題を呼んだ。