トッズ(TOD’S)の2017-18年秋冬コレクションが1月15日、ミラノメンズファッションウィークにおいてインスタレーション形式発表された。毎シーズン、1930年代に建てられた豪邸ヴィラ・ネッキ(Villa Necchi)で発表される同ブランドの新作は、建物同様、メイド・イン・イタリーの威信をかけたサルトリアルの職人技術が大きくフィーチャーされている。
美しくコーティングされトリートメントされたレザーを細かなステッチワークで軽くダウンジャケットに仕上げたパッシュジャケットは、クラシックに回帰する今シーズンのメンズの流れの中で、同ブランドを代表するアイコニックなウエアとして注目される。独特のワキシングで深いカラーリングが生み出され、ブルー、グレイ、ブラウンまで都会的なアイテムに仕上がっている。
また、ラバーソールのモカシンやワークブーツ、ムートンのバッグなど、ラグジュアリーかつオフタイムなアイテムが充実。美しくエイジングされたレザーに磨き上げられたドレスシューズラインとともに、ナッパレザーを使ったウィンターゴンミーニも登場し、人気を集めそうだ。
また、同会場では今春同社が発売する書籍『Timeless Icons』の写真展もカクテルパーティー形式で行われ、ミック・ジャガー、ロバート・デニーロなど時代を経ても色褪せない写真が会場の話題を集めていた。
Text: 野田達哉