経済産業省がバックアップして、秩父と足利の事業者が主体となり「銘仙」を服地として復活させるプロジェクト「スタイル*メイセン(STYLE*MEISEN)」が発足。1月25日から2月21日まで、松屋銀座7階デザインギャラリー1953にて展覧会を開催する。
「銘仙」は明治時代に生まれた染織で、糸にプリントした後に織る「ほぐし織」の高度な技法で有名。大正から昭和初期にモダンな柄で一斉を風靡した着物であったが、戦後の日常着として需要がなくなった着物とともに産地が衰退し、現在は数社が残るのみとなっている。
同プロジェクトのデザイナーとして、東京コレクションにおいて日本の美意識をファッションに落とし込むことで定評のあるmatohuが銘仙を新しくテキスタイルからデザインし、現代的なスタイルの洋服ブランドとしてディレクションした新ファッションへと昇華させた。
同展覧会開催初日は会場にて17時から17時45分まで参加無料のmatohuデザイナーと銘仙メーカーとのトークイベントも予定されており、銀座松屋7階イベントスペースでは2週間限定の予約受注会も行われる予定だ。
【展覧会情報】
「STYLE*MEISEN展」
会期:1月25日~2月21日
会場:松屋銀座7階デザインギャラリー1953
住所:東京都中央区銀座 3-6-1
時間:10:00~20:00(2月16日は18:30まで、2月21日は20:30まで)