ファッションはいつでも、未来のために。新年のご挨拶にかえて【Editor's Blog】

2017.01.01

また、新しい年を迎えることができました。あっという間に走り去ったような2016年でしたが、思い返せば多くの人や場所に“ファッション”に導かれて出会うことが出来た1年でした。

■ファッションはいつでも、未来のために

ファッションがどうして人を惹きつけるのか、デザイナーやバイヤーたちと話す時間もありました。ファッションを構築する素材が好きだ人もいれば、「イケてるやつになりたい」という気持ちでファッションに関心を持った人もいました。

1年を通じた取材の中で、何度か出てきたのが「ファッションはマイナスの感情のままでは終わらない」ということ。絵画映画などのアートは、マイナスの感情を作品に閉じ込めたまま完結することもありえます。でもファッションは、いつもプラスの感情に向かっているんじゃないか。こんな自分でありたい、今日の気分に寄り添ってくれる…。

ファッションはいつも「○○でありたい」という未来に期待する人の気持ちや時代の空気をちゃんと受け止めてくれる存在だと、ファッションを生み出す人からも、届ける人からもそんな思いに気づかされました。

そして、私自身がファッションについて考える時に思うのは、ファッションはいつでも私たちの目の前に、そして肌の一番近くにある存在だということ。誰かと会う時、出会う人の顔だけを見て、ファッションが目に入らないということがないように。ファッションとは、その人との境界線が曖昧になって、その人を思い浮かべる時その装いも一緒に思い浮かぶような、とっても近くにあるもので、日常の中にいつもあるもの。

そう、いつも“ファッション”は、私たちのすぐそばに!

ファッションに惹かれる理由は、人それぞれですが、私たちがファッションが好きになった時の気持ちを忘れずに、これからもファッションの楽しさ、ファッションを通じて広がる世界を伝えていきたいと思います。

年もどうぞよろしくお願いします!

新年のご挨拶にかえて。
Shigematsu Yuka
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