1975年、靴職人アンドレア・サントーニによりイタリアで創業された「サントーニ(Santoni)」が6月21日、ミラノのパラッツォ・ボッコー二で2016春夏コレクションのプレゼンテーションを行った。
今シーズンは、“過去と未来”、“伝統と革新”の関係性を追求することにフォーカス。その世界感を表現するにあたり、映像作家デュオのパトリック・キンモンスとアントニオ・モンフレーダが映像インスタレーションを制作した。
インスタレーションの主役となる映像は、幾重にも切り絵のようなコラージュを重ね合わせて構成。まるで魔法のような世界にシューズが迷い込んだような、夢幻的なストーリーが繰り広げられる。触覚的、職人技、タイムレスでコンテンポラリーなど、「サントーニ」に欠かせないエッセンスを明確に表現したもので、感覚に干渉するセンセーショナルな作品となっている。