版画家でカメラマンのマーク・ジョンセン(Mark Johnsen)の美術展「U.S. ルート 395」が、6月27日から8月23日までTHE NORTH FACE STANDARD二子玉川3階のギャラリースペースで開催される。
カリフォルニア・サンフランシスコ在住のマーク・ジョンセンは、“アメリカ西部の最後の開拓地を記録に残したい”という熱い想いから創作活動を行うアーティスト。山や海、石や流木などを織り交ぜ、雄大でありながらも身近に存在している自然をモチーフにした作品を多く創り出している。
「U.S. ルート 395」は、江戸の浮世絵師であった歌川広重の「東海道五十三次」から直接影響を受けて製作した版画作品シリーズで、イースタン・シェラネバダ山脈に沿ってカリフォルニアからカナダまで続くルート上のいくつかの場所で描かれたもの。
マーク・ジョンセンにとってこのルートは、キャンピングやフィッシング、地質資料の収集などをして過ごし、後に自然界の魅力を描きたいという強い願いを気づかせるきっかけとなる場所だった。輝く塩水池や広大な砂漠、終わりのない花崗岩の繋がりなど、このハイウェイにおける地形の多様性は壮大かつ雄大な作品に表れている。
また、期間中はオリジナルグラフィックTシャツを販売。その他、6月28日には本人によるアートワークショップも実施される。さらに、同エキシビジョン開催の前々日である6月26日の夜には、ドリンクと軽食を楽しみながらマーク・ジョンセンの話が楽しめるレセプションも開催される予定だ。
【イベント情報】
「U.S. ルート 395」
会場:THE NORTH FACE STANDARD二子玉川3階のギャラリースペース
住所:東京都世田谷区玉川1-17-9
会期:6月27日~8月23日
時間:10:00~20:00