6月13日、ヒューゴ・ボス(HUGO BOSS)のカジュアルラインとなる、ヒューゴ(HUGO)の2018年春夏コレクションがフィレンツェで開催中のメンズ総合見本市ピッティ・ウオモ92のスペシャルイベントとして行われた。
旧たばこ工場跡の中庭を舞台に、日没に合わせ行われたショーはウィメンズとメンズ両ラインで構成。ファーストルックはダブルブレストの白のスーツに厚手の白ソールのスニーカー。ジャケットの裾からストライプシャツの裾がのぞく。白のルックはリネンのナチュラルショルダーのコートにカーキのパンツ、ビッグサイズのボーダーニット、ウィメンズのトランスペアレントなブラウスにフリンジのパンツへと連続している。
メッシュニットのロングドレスには、今シーズンのテーマとなるグラフィティ風のイラスト、アーティスティックラインがプリントや刺繍でラフに描かれ、メンズも同様にバスキアのグラフィティペイントが描かれたTシャツがキーアイテムとして登場する。
ゆったりしたピンストライプのスーツ、絵の具が飛び散ったスニーカー、裏地にグラフィティがのぞくロングジャケットにサイドラインのトラックスーツパンツと、AIが奏でるかのようなストリート要素の詰まった、ロックテイストをスマートに包んだコレクション。
Text: Tatsuya Noda