【ルック】フェンディがキム・ジョーンズによる2024年秋冬 ウイメンズコレクションを発表

2024.02.26
フェンディFENDI)は、2024年2月21日(イタリア現地時間)、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズKim Jones)による2024-25年秋冬 ウィメンズコレクションを発表しました。

Courtesy of FENDI
フェンディの1984年のアーカイブを見ていると、そのスケッチには、ブリッツ・キッズや、ニュー・ロマンティックス、ワークウエア、貴族や日のスタイルが描かれ、当時のロンドンを思い起こさせます。
英国のサブカルチャーやスタイルがグローバル化すると同時に、世界の影響を吸収する時期でした。それでも、依然と英国独自の気品と余裕があり、他人がどう考えようとも気にしない、ローマのスタイルに共鳴する部分がありました。フェンディには”ユーティリティ”を重視する背景があり、フェンディファミリーの着こなしは、まさにそれを意識したものです。初めてシルヴィア・フェンディに会ったとき、彼女はシックなサファリ風のユーティリティスーツを身につけていました。それが私のフェンディに対する根本的な視点を形作りました。衣服を纏う時、それには実体があり、さらにそれを楽しむことができるのです。

― アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)


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実用的で贅沢、シンプルで劇的、サロンとストリート、都市と田舎。本コレクションでは、それぞれの要素が重なり伝統と破壊が融合した英国的なスタイルが、ローマ的なスタイルと結びついています。同時に、これらの衣服を身につける女性たちにとって、それは“ただ何かである”ことではなく、“何かをする”ということが基本になっています。この最新コレクションを通して、キム・ジョーンズは、ロンドン風の無頓着さがローマ的な自由に出会い、”実用性”が“意思表示”に変わっていくような着こなしやすさを探求しています。この場での贅沢さとは、衣服とアクセサリーが着用者に自己表現をするための豊かな快適さと強い自信を与える点にあります。実用的でありながら遊び心もある、フェンディならではの二面性がコレクション全体に息づいています。

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厳格なテーラリングに始まり、丸みを帯びたシルエットに波状ラインの渋さが取りこまれたフェミニンな感性は、リッチに引き締まったウールの精密さによってもたらされます。レイヤードスタイルのウールコートは、ゆるく結ばれ、ベルトで留められ、ローブの表現が広がります。ニットウエアはシルクのリブを使ったなめらかなセカンドスキンとして現れることもあり、アラン編みやガンジーセーターのようにまさに英国の伝統スタイルを用いた、ホームスパン(手織り)のような介入がなされていることもあります。

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実用主義を主張するドレスは、より繊細さを取り入れて、実用的かつエレガントでありながら、タフな姿勢も見せています。チュールやオーガンザの透明感、ローマの彫像*のプリント、あるいは破壊的にも見えるドット刺繍と対照的な仕上げになっています。同時にシアリングとレザーは、フェンディの職人の技巧を発揮するとともに、独自の存在感が示されています。つややかな光沢のあるワックス仕上げから、ユニークなアグリアートのニードルパンチング製法や究極のインターシャまで、着ている人をそっと保護しながら、満足感、触感、快適さを提供する新しいファブリケーションが生み出されました。

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メゾンの創業時まで遡り、繰り返されるコードとモチーフを通して、フェンディの過去が現在として蘇ります。2025年の創業100周年を前に、「セレリア(Selleria)」が現在と過去を結び、衣類やレザー製品のモチーフとして現れています。ローマの一流馬具職人のインスピレーションとクリエイションから生まれた「セレリア」は、コレクションを圧倒するレザーの乗馬ブーツとして登場します。また、サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)がロゴを描き、「FF」ロゴラッピングと一体化した「チュッパチャプス(Chupa Chups®)」のロリポップホルダー、さらには、ジュエリー部門アーティスティックディレクター、デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)のデザインでもその姿を見ることができます。金属糸の金具がレザーのバングルに縫いつけられ、巨大なレザーとメタルのチェーンにも反映されています。

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アクセサリーおよびメンズウエア部門のアーティスティックディレクター、シルヴィア・フェンディによるレザーグッズは過去のスタイルが解体され、柔らかい構造で再構成されています。装飾を避け、触感と実用性を追求し、豊かで自然な色合いの豪華なレザーが、「ピーカブー(Peekaboo)」、「バゲット(Baguette)」、「バイ ザ ウェイ(By The Way)」バッグの主役を務めています。

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また、ソフトなサッチェルバッグ、「シンプリー フェンディ(Simply FENDI)」とそれに組み合わせた丸みを帯びた新しいショッパーバッグ、「ロール(Roll)」も新たに登場しました。複数個身につけて多面性を捉えることで、たった1人ではなく、多くのフェンディウィメンがいるということを改めて示し、自分で選ぶものと身につけるものの中に、自分自身を見出すことを推しています。

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フェンディ ジャパン
TEL. 03 6748 6233
URL. www.fendi.com

編集部
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