前回に続き、第9回目も週末喫茶部のアトリエよりお送りします。今回は、「ムードマーク(MOO:D MARK)」から届いた紅茶「ダイアリーズ(Diaries)」の“7th”を淹れてみました。まずは、シンプルにホットで、続いて夏におすすめのティーソーダアレンジを紹介していきます。
「ムードマーク(MOO:D MARK)」は、伊勢丹のギフトコンシェルジュが厳選した人気のプレゼントの紹介や、ギフトアイデアの提案も行っているギフトやプレゼントのオンラインストアです。私たちの元に届いたのは、同ショップと紅茶専門店のナヴァラサ(NAVARASA)のコラボレートによるオリジナルのティーレーベル「ダイアリーズ」のスペシャルティーギフト。
ダイアリーズのお茶は、各種共に「和泉式部日記」からインスピレーションを得てブレンドされているのだそう。一体どんなロマンティックな味がするのだろう? と心が踊りますね。
3種のダイアリーズの中から、今回私たちがピックアップしたのは、こちらの“7th”。「和泉式部日記」7月7日の七夕の和歌をイメージした、甘酸っぱく色鮮やかなフルーツティーです。こちらはノンカフェインとのことなので、就寝前のブレイクタイム、そして、妊娠中や授乳中の方が楽しむお茶としても良さそうです。
茶葉はトライアングルのティーバッグ入りで、手軽に、だけどしっかり美味しさを抽出できる仕様に。ハイビスカス、ローズヒップ、エルダーベリー、オレンジピール、レモンピール、アップルなどがブレンドされた茶葉は、お湯を注ぐ前からとっても良い香り。
まずはホットで淹れていきます。
抽出したお茶は、とっても綺麗なルビー色。透明なガラスの器に注いでみると、まるでジュエリーのような輝きに。このためにガラスの茶器をそろえても良いのでは? 思うくらい、本当に鮮やかで美しい色味です。
口に含むと最初、キュンっと甘酸っぱく、後に、喉の奥でほのかな甘みを感じました。甘い香りと酸味のバランスが良く、クセがないので飲みやすいと思います。普段フレーバーティーを飲み慣れない人にもおすすめしたい一杯です。
オフィシャルで、はちみつを加えても美味しいという記載があったので入れてみました。紅茶は甘い派の人は、ぜひトライしてみてくださいね。もちろん、ちょっと甘いものが飲みたいな、という時にも◎。
続いて、アイスティーソーダにアレンジをしていきます。
夏のおもてなしにもおすすめしたいこのアレンジ。友人を家に呼んだ際に、こんなドリンクをさっと出せたら素敵です。お酒が苦手な人にノンアルコールカクテルのような位置付けで出してもいいかもしれませんね。
それでは、作っていきます。
まずは、ティーポットや最終的に注ぎたいグラスとは別のカップに、先ほどよりかなり濃いめに(本ティーバッグは1包を150mlのお湯で抽出する基準なので、その3分の1くらいを目安に)紅茶を淹れます。続いて、抽出した熱い紅茶に砂糖を混ぜていきます。甘めの方がおいしいと思うのですが、とりあえず角砂糖を一つ。お好みで調節してください。
この砂糖を混ぜた紅茶を、氷を多めに入れたグラスの7割くらいまで注ぎます。
そこに炭酸水を加えていきます。こちらも量はお好みで調節してみてくださいね。今回はだいたい、このグラスに対して7分目までが濃い目に出した紅茶、そこから10分目弱まで炭酸水を注いでいます。
最後に輪切りのレモンとミントを添えたら完成! です。お好みでベリーやソルベをトッピングしてみても美味しいかもしれません。
なお、今回は熱いままの紅茶を割りましたが、熱い紅茶に砂糖を加えたあと、冷蔵庫で冷やしておくのも良いと思います。すると氷を多めに加えなくてもすむので、よりしっかりと紅茶の風味が堪能できるティーソーダが作れるのではないかなと思います。
シンプルに淹れてもとても美味しい紅茶ですので、基本はそのまま。だけど、時に一手間加えたアレンジを楽しむのも良いと思います。とっても美味しいので、ぜひ、夏の夜に一人でも大切な人とでも、作って飲んでみてください。きっと、その情景と共に記憶に残る一杯となるはずです。
ムードマーク×ナヴァラサのオリジナルティー「ダイアリーズ」は、現在、全3種類がラインアップされています。
今回淹れさせていただいた、“7th”(フルーツティー)の他に、「和泉式部日記」4月10日頃の和歌をイメージした、“10th”(マウンテンフレッシュティー)、「和泉式部日記」9月20日頃の有明の月の和歌をイメージした、“21st”(ピーチ&ベルガモットティー / カフェイン含有量0.01%未満のカフェインレス)を展開。
ムードマークでは、各種単品(1,700円、“10th”は1,900円)、7th&21st カフェインレスティーギフト(3,400円)、10th&21st ティーギフト(3,600円)、3種セットのスペシャルティーギフト(5,100円)で販売されています。
逢えない時も心と心を結ぶ、“贈り物”という文化。それは、過去から現代へと時代が移ろうとも変わらぬ心遣いのかたちの一つだと思います。新しい日常がはじまり、寄り添うだけでなく、時には相手との適切な距離をとることも優しさとなった昨今、ギフトや手紙を贈ることで、相手を想い、感じるきっかけにもなるのではないでしょうか。
今度は私たちから大切な人へ、ムードマークから贈り物をしたいとおもうこの頃です。
以上、週末喫茶部でした。
photography : NATSUME TEZUKA
今回紹介のお茶「Diaries」の購入はこちらから
URL:https://moodmark.mistore.jp/search?q=Diaries&submit=&lang=ja_JP
【店舗情報】
MOO:D MARK(ムードマーク)
URL:https://moodmark.mistore.jp/
──「週末喫茶部」とは?
FASHION HEADLINE エディター・鈴木 涼子と、フォトグラファー・手塚 棗による喫茶レポートユニット。毎回テーマを設けて、2人が気になるお店を訪ねながら、一押しメニューやこだわり、店舗のムードなどを記録している。「週末喫茶部 at HOME」と題した“おうち喫茶”シリーズも展開。
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FASHION HEADLINE エディター・鈴木 涼子と、フォトグラファー・手塚 棗による喫茶レポートユニット。毎回テーマを設けて、2人が気になるお店を訪ねながら、一押しメニューやこだわり、店舗のムードなどを記録している。「週末喫茶部 at HOME」と題した“おうち喫茶”シリーズも展開。
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