東京・銀座のメゾンエルメス8階フォーラムにて、チリの建築家、スミルハン・ラディック(Smiljan Radic)と彫刻家、マルセラ・コレア(Marcela Correa)の2人展「クローゼットとマットレス」が9月4日より開催される。11月30日まで。
今回彼らは、内部に持ち物と過去、思い出を収めるクローゼットと、横たわる人を夢へと誘うマットレスという二つの家具を題材とし、記憶の持つ領域を表現する作品を制作。巨大化してしまったクローゼットや記憶を取りだして形にしたかのようなマットレスの彫刻などのインスタレーションに加え、街中に存在する脆弱な建築「フラジャイルコンストラクション(Fragile Construction)」の写真シリーズを展示する。
ラディックは1965年、チリ・サンティアゴで誕生。チリ・カトリック大学卒業後、ヴェネツィア建築大学で建築を学ぶ。中国やスペイン、東京などで展覧会を開催。2009年に、アメリカ建築家協会名誉会員に選出されている。コレアは63年にチリ・サンティアゴで誕生。チリ・カトリック大学大学院で彫刻を専攻した。チリを中心に活動している。両者は10年開催のヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展にも共同出展するなど、以前から彫刻や映像作品を協働で発表している。
【イベント情報】
スミルハン・ラディック+マルセラ・コレア展「クローゼットとマットレス」
会場:メゾンエルメス8階フォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-1
会期:9月4日から11月30日
時間:11:00から20:00(日曜日は19:00まで)
入場無料