ガーリー&エロティック、foxy illustrationsの個展がイセタンガールギャラリーで開催

2013.08.30

ガーリーでちょっとエロティックな女の子像を描くフォクシー・イラストレーションズ(foxy illustrations)のインスタレーション伊勢丹新宿店2階イセタンガールギャラリーで9月10日まで開催されている。

会場は、「セックス・アンド・ザ・シティ(Sex and the City)」をもじったタイトル「フォクシー・イン・ウッズ・アンド・ザ・シティ(foxy in Woods and the City)」の通り、「森」と「都会」という対極的なシチュエーションにいる女の子を表現した空間。「森」は木や蔦が生い茂ったイメージで装飾され、草むらにはfoxyの人気キャラクター、クマがぬいぐるみとなり展示される。「都会」にはファーのラグマットに赤いピンヒールが転がり、ハートのクッションや鏡にシャネルの口紅で文字が書かれ、都会で生活する女の子の部屋をイメージした。天井にはfoxyのイラストが描かれたアーティストクッキーボーイ(cookieboy)」制作のアイシングクッキーも飾られている。

展のために描き下ろされた新作の原画・写真などの作品の他、ウエアや雑貨が並ぶ。人気アイテムのバッジ(1,260円)は新作11種が登場。ウエアは、ファッションブランド「リルリリー(lilLilly)」とコラボレーションした。また、自身初となるマグカップ(2,625円)が限定50個で販売される。

「foxy」とはキツネを表すfoxの派生語で、「キツネのようにしなやかな性的魅力のある」という意味。「類義語のsexyとは少しニュアンスが違って、かわいいけどちょっとエロティック、という感じ。イラストレーターとしての名前だけでなく、僕が描く女の子自体のこともfoxyと呼んでいて、おしゃれを楽しむ奔放な女の子を表現している」とfoxy illustrations。

作風について、「小さい頃からずっと絵は好きで、写実的なものを描いてきた。ティーンエイジャーのときボブ・フォッシー(Bob Fosse)監督のミュージカル映画『キャバレー』の主人公のように歌って踊る女の子やショーの衣裳などに魅了され、今のようなイラストタッチになった」と話す。

foxy illustrationsは1983年京都府生まれ、福岡県育ち。18歳以降をデンマークカナダ上海ロンドンなどで過ごした後、2年前から東京に住み、イラストレーターとして活動を開始。アパレル会社が主催するアーティストの合同イベントに出展したことをきっかけに、ファッション媒体で活動。『ViVi』の別冊ムック『TOKYO ViVi』の表紙や英フリーマガジン『VICE Magazine』などに掲載されている。
奥麻里奈
  • 「foxy in Woods and the City」(伊勢丹新宿店2階イセタンガールギャラリー)
  • 「森」をイメージした装飾
  • 「都会」で過ごす女の子の部屋をイメージ
  • イラストレーター・foxy illustrations
  • 「lilLilly」コラボウェア
  • 人気のグッズも新作が登場
  • Tシャツは3柄で白・黒の2色展開
  • 「森」をイメージした作品、写真も1点もの
  • ビーナス誕生をイメージした作品
  • 「cookieboy」のアイシングクッキー
  • 「都会」をイメージした作品
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