ディオールとストーンアイランドがコラボ! 両者のこだわりが融合したカプセルコレクションが登場

2024.05.14
ディオールストーンアイランドコラボレーションによるカプセルコレクションが登場します。

Courtesy of DIOR
プロセスと服における完璧さ、そして卓越性への共通した情熱は、クリスチャン・ディオールと、ストーンアイランドの創業者であるマッシモ・オスティのレガシーを形作っています。このカプセルコレクションでは、パリオートクチュール アトリエのロマン、厳格さ、歴史に、北イタリアの熟練した機械加工と綿密な機能的ディテールが融合しています。互いの服づくりを組み合わせることで、そこにサヴォワールフェールという観点からの類似性が見つかります。今日のディオールにおけるメンズウエアを定義する、両者のロマン、厳格さ、緻密さであり、すなわち、現代におけるノウハウでもあるのです。

「このコレクションでは、ムッシュ ディオールと、マッシモ・オスティがストーンアイランドで手がけた作品とが出会い、両者の“こだわり”が融合しています。一方はオートクチュールのビジョンを掲げ、もう一方はミリタリーの機能性を探求するといったように、ふたりはファッションの領域の両極端を代表する人物だったかもしれませんが、私には彼らがお互いの中に、そして服を通して彼らがやり遂げたことの中に、認め合う何かがあるように思うのです。このコレクションでは、対照的なヘリテージが融合することで、新しいタイプの服の錬金術が誕生しています」

キム・ジョーンズ


機能的で、ミリタリーにインスピレーションを得るストーンアイランドから、ディオールのオートクチュールのルーツと、優れたテイラリングの伝統まで、テクニックや素材に加え、アティチュードやムードの面において、2つのカルチャーが衝突し、ハイブリッド化されています。機能性や実用性、手作業の「見た目」ではなく、両者の試行錯誤を重ねたアプローチがリスペクトされ、忠実に守られ、新しい形で進化を遂げています。

Courtesy of DIOR
特に、ミリタリーにおける基軸として、そしてオートクチュールの定番素材としてのシルクの使用といった、ノーブルな素材使いを通して共通点が見つかります。ストーンアイランドのシグネチャーであるガーメントダイ技法は、コレクションの細部にまで落とし込まれ、ディオールのアトリエによるガーメントダイ刺繍の試みを通して新たな形を見出しています。1955年秋冬と2013年春夏のオートクチュール アーカイブからそれぞれ引用した刺繍が、アウターウエアやニットウエアにも施されています。極めて複雑な手作業によるこの刺繍は、ディオールにとってもストーンアイランドにとってもまったく新しい技法です。

Courtesy of DIOR
このカプセルコレクションの中心となるテーマは「色彩の錬金術」。独自のノーブルな素材を使用することで、ガーメントダイの仕上がりに変容をもたらします。ストーンアイランドのアーカイブから採用されたシグネチャーの色合いとシルエットが、活用され、大きく変容しています。例えば、ストーンアイランドの1988-1989年秋冬 コレクションで登場したアーカイブである、"Raso Gommato”生地のフィールドジャケットは、当時コットンとラバーで仕立てられていたものが、コットンシルクとエンボスレザーに置き換えられています。

Courtesy of DIOR
控えめなものから前面的なものまで、コレクションの中でロゴやシンボルの数々が両ブランドの架け橋となります。ディオールの1952年春夏 オートクチュール コレクションに登場した「ダブル プリーツ」のテイラリングモチーフも採用されています。同時に、ライニングは、ストーンアイランドのプロダクトの特徴である“Dutch Rope”システムによって着脱が可能になっています。また、キルティングからレザーまで、「カナージュ」と「コンパスローズ」がお守りのようにあらゆるプロダクトにあしらわれています。"DIOR”ロゴがストーンアイランドのアイコニックなボタン留めの「コンパスバッジ」に落とし込まれ、「カナージュ」ステッチが施されたシルクベースで再解釈されています。

Courtesy of DIOR
シューズはハイブリッド化され、異なるスタイルを掛け合わせたモデルをラインアップし、機能的で実用的なフォルムと、伝統的なフォーマルシューズのづくりの両者を讃えます。ディオールを象徴するクラシックな要素であるブーツとダービーシューズは、クライミングシューズの製法に着想を受け、3種類の型で製作された厚いソールによって昇華されています。ストーンアイランドのコレクションに用いられる生地を採用したコットンサテンのスニーカーには、「ディオール オブリーク」モチーフが刺繍されています。また、バッグは今日のメンズウエアにおけるサヴォワールフェールに対する、最も明確な視点を体現しています。ここでは、ハイラグジュアリーが、物質性を越えた高度な機能性と、高いレベルの実用性と技術的な特異性を備えた仕上げと融合しています。

Courtesy of DIOR
ストーンアイランドの「コンパスローズ」ロゴがあしらわれた円形のレザートランクには、ピカソ、セザンヌ、ドローネーなど、偉大な芸術家たちに画材を提供し、彼らの名作に寄り添ってきた家族経営の画材メーカー、セヌリエによって制作されたガッシュ画、テンペラ画、インク画、水彩画のための絵の具が備えられています。このカプセルコレクションは、多くの時間と労力が費やされ、伝統的なレザークラフト、新しいサヴォワールフェール、コンテンポラリーな高い機能性といった要素を包含するプロジェクトであり、今日におけるディオール メンを定義づけるすべての要素が落とし込まれています。


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お問い合わせ:
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947

編集部
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