ファッションデザイナーのジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)は1944年8月15日生まれ。イタリア・ロンバルディア州出身。2007年逝去。
ミラノ工科大学で建築を学び、建築士の資格を取得。卒業後はアクセサリーのデザインや、「フィオルッチ(FIORUCCI)」のTシャツデザインを手掛ける。78年に自身の名を冠したブランド「ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)」を立ち上げ、ウィメンズコレクションを発表。同時期にミラノを拠点に活躍していたデザイナーのジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)とジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)を合わせて「ミラノの3G」と呼ばれるようになった。
89年に「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のチーフデザイナーに就任し、オートクチュールやウィメンズプレタポルテを担当したが、96年に退任。その後は「GFF」という自身のブランドの設立や、「ジャンフランコ・フェレ」のカジュアルラインなどを展開した。2007年6月に62歳で死去。
現在、「ジャンフランコ・フェレ」のデザイナーはステファノ・チトロン(Stefano Citron)とフェデリコ・ピアッチ(Federico Piaggi)が務めている。