イタリア・ボローニャに本社を置くユークス(YOOX)グループは、7月31日に6月30日を期末とする2013度の中間連結決算を発表した。グループ全体の売上高は、2億740万ユーロ(約264億円)となり、前年比20.0%増(一定為替レートでの計算による)。純利益は220万ユーロ(約2.8億円)の1.7%増となった。
地域別で見ると、北米の売上高が23.3%増、イタリアが14.6%増という結果で、今期の成長を牽引した。特にイタリアでは、スマートフォン・タブレット経由の売り上げが貢献。日本に関しては、一定為替レートでの計算では43.5%増だが、円相場が大幅に下落したため、為替考慮後の数字は18.2%増となった。
また、事業全体のアクティブカスタマー数が87万1,000人から100万人まで増加し、月間平均ユニークビジター数は1,250万人、総オーダー数は126万件に達した。平均オーダー単価は216ユーロ。
事業別に見ると、オンラインセレクトショップの「ユークス・ドットコム(yoox.com)」や「ザコーナー・ドットコム(thecorner.com)」、シューズに特化したオンラインショップ「シュースクライブ・ドットコム(shoescribe.com)」の運営事業に関しては、売上高が1億4,880万ユーロ(約195億円)となり、23.4%増。グループ全体の売上高の71.7%を占めた。
「アルマーニ(ARMANI)」や「ゼニア(Zegna)」「マルニ(MARNI)」など世界的ブランドのオンラインショップの運営事業に関しては、売上高が5,870万ユーロ(約77億円)となり、12.1%増となった。