中国・広州にて4月8日(現地時間)、「を開催。今年1月にパリにてお披露目されたサルトリアル(縫製・仕立)スタイルをテーマとした同シーズンのリピートショーで、ランウェイではオーケストラメンバーによる生演奏も再現された。
今回は、2013年の北京、2014年の上海に続き、3度目となる海外でのランウェイショー。“オープニングナイト&デイドリーミング”をテーマにしたこの日のショーは、「プリツカー賞」も受賞したイギリス人建築家ザハ・ハディドが手掛けたオペラハウスで行われたが、この建物内でファッションショーが行われるのは初めての試みだ。
インターナショナルモデルと中国人モデルをミックスしたランウェイでは、40人もの広州シンフォニックオーケストラメンバーによる生演奏で「Koudlam」のオリジナルサウンドトラックが披露された。更に、ミュージシャン本人がサプライズで登場するシーンもあり、VIP、セレブリティを含む約600人のゲストを大いに沸かせた。
同ブランドのデザイナーで、クリエイティブ ディレクターを務めるクリス・ヴァン・アッシュは、今回のショーについて「中国で再びランウェイショーを行えたことを光栄に思っている。コレクションはテクノ-サルトリアルのエレガンスさをコードに用いて発表しているが、広州で行うことによりまた新たな視点でコレクションを捉えてもらえたと思う。それは、先行と継承を追求する私の仕事を高めてくれると同時に、多数派と個性に対する探求心をより深いところへ導いてくれる。コンテンポラリーな魅力がどんどん増す中国での様々な経験がそれを裏付けてくれた」とコメントを寄せている。
PHOTO by MATHIEU RIDELLE