豊かな自然の恵みを活かしたボタニカルコスメは、美しく、ヘルシーな毎日を送りたいという人々の味方。季節の変わり目や、新生活がはじまるこの時期、植物の力でリフレッシュするのもオススメだ。
伊勢丹新宿店本館地下2階の「ビューティアポセカリー(ビーアポ)」には、世界各国から厳選した約150ブランドのナチュラルアイテムがそろう。そんなビーアポに常駐するコンシェルジュに、今オススメのボタニカルブランドを聞いた。
■ハーブ生まれのとろりとしたバーム「ハーブファーマシー(herbfarmacy)」
イギリス人植物学博士が創始したハーブファーマシーは、英国土壌協会(ソイルアソシエーション)認定ハーブを全製品に使用したオーガニックコスメ。中でも、植物油にハーブを漬け込んで香りや成分を浸出したインフューズドオイルのバームは、トロリとした質感で、肌にのせた時の高い浸透性が特徴。ハーブならではの優しい香り立ちも魅力。
フェイシャル用の「マロー ビューティー バーム」(30g/4,200円)は、保水、保湿に優れたバーム。肌を柔らかくするマーシュマロウ、ハリを与えるマレインで、乾燥と肌荒れを防いでくれる。ボディ用の「アスリート バーム」(30g/3,800円)は運動のあと直接部位に塗ってマッサージすると効果的。すっきりとした香りのメドゥスウィート、セントジョーンズワートを配合で、夕方や週末の使用もオススメ。
春のこの時期にぴったりなのは、コンフリー葉エキスを配合した「ハーバル バーム」(30g/3,500円)を鼻の中へ、マーシュマロウ、ラベンダーなどを配合した「リップ ナリシング」(6g/1,500円)を鼻の外へ塗ることで、ハーバルな力を発揮してくれる。
■ハーブの力から誕生した「ヨンカ(YON-KA)」
植物学者の兄弟のパリのラボで誕生したヨンカ。軸となるのは、兄弟が科学者や医師とともに研究を重ねて発見した“YON-KAの宝”と呼ばれるエッセンシャルオイル。ラベンダー、ゼラニウム、ローズマリー、サイプレス、タイムと五つのエッセンシャルオイルの組み合わせにより、オートクチュールケアを推奨する。
「肌質の改善はクレンジングの見直しから」というビーアポコンシェルジュがおすすめするのは、ビーアポでも人気No.1を誇るクレンジングミルク「レネトワイヤン」(200mL/4,700円)。竜脳樹やラベンダーに含まれるボルネオール成分によって汚れをしっかり除去しつつ、柔らかい肌に導いてくれる。クレンジングの後には、秘伝オイルを配合した化粧水「ローション ヨンカ(PS)」(200ml/5,300円)で肌を潤す。すがすがしい香りと微粒子ミストがこれからの季節に心地良い。ヨンカロングセラー美容液の「ヨンカ セラム」(15mL/7,600円)は、メイクの下地として使用することも出来る美容オイルだ。
夜用ケアには、ローズマリーを配合したツヤ肌クリーム「フィト 52(PS)」(40mL/6,800円)や、チガヤ植物の力で水分を保持し、翌朝の肌をふっくら整えてくれるジェルマスク「マスク N°1」(50mL/9,200円)も。塗って寝るだけの手軽さも魅力。
■忙しくても食からヘルシーに「サンフード スーパーフーズ(Sunfood Superfoods)」
30年程前にアメリカ、カナダで確立され、現代のオーガニックブームによって再燃した「スーパーフード」。米・カリフォルニア州サンディエゴに1995年に設立したサンフード社のスーパーフードは、全ての食品に遺伝子組み換え植物、保存料を一切使用せず、世界各国から栄養価に優れた食品を厳選し、ピュアな製品作りを行っていると話題。
チリ産のマキベリーを低温でじっくりフリーズドライし、パウダーに加工した「オーガニックマキベリーパウダー」(227g/8,620円)には、なんとアサイーの5倍のポリフェノールが含まれているという。健康的なグリーンカラーの「サンイズシャイニング」(227g/9,250円、454g/1万7,200円)は、大麦葉、つくし、セイヨウタンポポ葉、ごぼう、ほうれん草・パセリエキス、生姜などを始めとするスーパーフード19種に、乳酸菌と酵素をブレンド。水やドリンクに混ぜたり、ミルクと合わせてスムージーにしたりとアレンジ法は様々。
古来よりマヤ族に食されてきた「オーガニック チアシード」(454g/4,000円)は、オメガ3、食物繊維などを含む。ドリンクやドレッシングにブレンドするのはもちろん、水を加えるとゼリー状に膨らみ、ヨーグルトやデザートに添えて食べるのもオススメ。他にも、2種のベリーとカシューナッツをミックスした「ベリーアドベンチャー」(227g/3,600円)など、そのままで食べられるスナックも充実。
植物の力を感じるコスメ【フラワー編】に続く。