サルヴァトーレ フェラガモが、フィレンツェと京都の姉妹都市提携50周年を記念したエキシビション「Salvatore Ferragamo Jewels & Creations Shoes Exhibition」を開催する。会場は京都の二条城で、期間は4月16日から22日まで。
フェラガモでは日本の歴史や文化にインスピレーションを受けながら、これまで数多くの作品を手掛けてきた。中でも、両者の関係を象徴するのが、51年に発表された「Kimoサンダル」。この作品では日本人女性の足袋に敬意を表し、サンダルとソックスを融合させた画期的なシューズを生み出している。
会場にはブランドの本拠地「スピーニ・フェローニ宮殿」のフレスコ壁画を模したキャンバスが設置され、日本とブランドの関係を体感出来る空間となった。その中で展示されるシューズの中でも、特に注目なのが「Kimoサンダル」をはじめとする、サルヴァトーレ・フェラガモが自ら手掛けたアーカイヴ作品。38年にクーチ・ビハール王国の王妃のために作られた「マハラニ」、ルネサンス時代の木製厚底ハイヒールにインスパイアされた「ハイヒールサンダル」、イタリアの女優ソフィア・ローレンのために57年にデザインされた「ダミジェラ」など、フェラガモ・ミュージアムの収蔵品が今回特別に出展されている。
その他、会場では今回のために特別に制作された限定アイテムや、アーカイブシューズの限定復刻版など、ブランドの様々な作品が登場。その中には、アイコンシューズをモチーフとする18金ペンダント「ミニチュア・プレツィオーゼ」の姿も見ることが出来る。このジュエリーではマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)の「レッド」や「ハニー」、歌手のジュディ・ガーランドの「レインボー」などをモチーフに、そのフォルムが忠実に再現された。
なお、4月15日には姉妹都市提携50周年を記念したイベントを開催。将軍塚青龍殿でブランドの15-16AWコレクションのファッションショーが開催され、16年プレスプリングコレクションの一部が公開された。会場では女優でタレントの森星が、50周年記念の限定ドレスを身に着け登場している。
また、このイベントでフェラガモグループ社長のフェルッチォ・フェラガモは「父・サルヴァトーレは日本を愛し、日本から受けたインスピレーションをもとに『Kimo サンダル』をつくりました。我々にとって、いわばこの場はホームなのです」と話している。
その他、ブランドでは姉妹都市提携50周年を記念し、京都の織物屋「近江屋」とコラボ。絹織物「三軸組織」を使用したバッグやシューズ、ドレスを限定発売する予定だ。
【イベント情報】
Salvatore Ferragamo Jewels & Creations Shoes Exhibition
会場:元離宮二条城 二の丸御殿台所
住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町 541
会期:4月16日から4月22日
時間:8:45から17:00(入場は閉館の1時間前まで)