終わりなんだろ? 俺たちはもうー。1979年、ポストパンク時代のマージーサイド。若者達の苛立ちは極限まで研ぎ澄まされ、剥き出しとなった感情は、仲間を求め、傷つけたー。
2009 年本国公開 のイギリス映画で1979 年のマージ-サイドを舞台に破滅的な若者たちと 、 日本ではほとんど紹介されることの無かった英国フットボール発祥の文化“ Football Casual ”<カジュアルズ>の黎明期を描いた映画『アウェイデイズ』が完成から11年の歳月を経て遂に 2020年10月16日より新宿シネマカリテ ほかにて日本初公開される事が決定した。
英国ユース・カルチャーを描いた青春映画の足りなかったピースが遂に埋まる。
1979年、イングランド北西部マージーサイド州バーケンヘッド。カーティとエルヴィスは《Echo & TheBunnymen》のギグで運命的な出会いを果たす。そして2人の間には誰にも邪魔することの出来ない友情が芽生える。しかし、それは互いに惹きつけ合いながらもどこか不安定で、いつ壊れてもおかしくないコントロール不能なものだったー。
圧倒的な暴力とセクシャル、そしてロックンロールに満ち溢れ、現代人にとってはどこか滑稽にも映ってしまう映画『アウェイデイズ』の世界は、ケヴィン・サンプソンが1998年に上梓した同名小説を基に、ポストパンク時代の研ぎ澄まされていたエナジーを記録した真実の物語である。Joy Division、The Cure、Magazine、Echo & The Bunnymen、Ultravoxの音楽をバックに、若者たちが自らの拠りどころを探し、絶対的な者へ憧憬を抱き、そして形成された“族”の中で避ける事の出来ない運命にもがき苦しむ様をリアルに映像化している。また、これまで日本ではほとんど紹介されることの無かった英国フットボール発祥の文化“Football Casual”<カジュアルズ>の黎明期を初めて切り取った映画でもある。本国では公開当時『さらば青春の光』(1979年)、『トレインスポッティング』(1996年)、『コントロール』(2007年)、さらには『スタンド・バイ・ミー』(1986年)等の映画を例えに、さらにこれら全ての要素を詰め込んだ、若者の生き辛さを描いた小説『ライ麦畑でつかまえて』(J・D・サリンジャー著/1951年)のジャックナイフ版であると紹介された。本国公開より11年の月日を経て遂に日本での劇場公開が決定。英国青春映画の足りなかったピースがようやく埋まろうとしている。
語られる事の無かった<カジュアルズ>黎明期を描いた、破れかぶれの青春の物語。
母親を1年前に亡くした19歳のカーティは下級公務員として働きながら、郊外の中産階級の家庭で悲しみにくれる父、そして血気盛んな妹モリーと暮らしていた。収入のすべてはクラブ遊び、レコード、サッカー、ライブに費やしている。そんなある日、《Echo & The Bunnymen》のライブでカーティはエルヴィスに出会う。エルヴィスはカーティが魅了されていた悪名高いギャング集団“パック”の一員だった。彼らはピーターストームにフレッドペリー、ロイスのジーンズ、そしてアディダスのスニーカーを履いてスタジアムで常に問題を起こしていた。エルヴィスはカーティに“パック”と付き合うことが危険であることを警告した。それよりもエルヴィスはカーティの様に芸術、音楽、詩、そして死について語り合える友人をずっと待っていた。そして、いつしかエルヴィスはカーティに夢中になっていく。しかし、カーティの“パック”への憧れはエスカレートして行き、エルヴィスの警告にもかかわらず、危険な世界の扉を徐々に開いていくのだった。ある日の遠征(=Awayday)でカーティは成果を得るが“パック”のボス、ゴッドンに認められることはなかった。自分よりも、謎に包まれた存在のエルヴィスが尊敬を集めていることに苛立つカーティ、自分の想いが届かないことに苦悩するエルヴィス。次第に綻びは大きな傷になっていくのだった・・・。
カジュアルズとは?
一般的にイングランドでは毎週末にサッカースタジアムに通う労働者階級のファッションを“Football Casual”と呼ぶ。フーリガンの別称として“カジュアルズ=Casuals”という言葉を使う向きがあるが、Football Casualという言葉自体は80年代に入ってから雑誌がカテゴライズして広まった言葉であり、70年代の終わりに、何千というリヴァプールのサポーターたちがチームに帯同してヨーロッパをまわりアディダスのスニーカーを手に入れ、それを履いてロンドンのチームとの試合に行く、それを見たロンドン子たちが衝撃を受け真似ていったという大きな流れがある。リヴァプールでは自分たちを“Scallys”と呼び、カジュアルズはロンドンでの呼称として広まった。まずフットボールありきで、スタジアムに入り易くするためにスポーツブランドに身を隠す様になったと言われている。
▽作品概要
10/16(金)より新宿シネマカリテほかにてロードショー! 以降、全国順次公開!
『アウェイデイズ』
プロデューサー:デヴィッド・A・ヒューズ
監督:パット・ホールデン
脚本:ケヴィン・サンプソン(原作「AWAYDAYS」ケヴィン・サンプソン著)
出演:ニッキー・ベル、リアム・ボイル、スティーブン・グレアム、イアン・プレストン・デイビーズ、ホリデイ・グレインジャー、サシャ・パーキンソン、オリヴァー・リー、ショーン・ワード、マイケル・ライアン、リー・バトル、レベッカ・アトキンソン、ダニエレ・マローン、デヴィッド・バーロウ、アンソニー・ボロウズ他
原題:AWAYDAYS|2009年|イギリス|105分|カラー|ビスタ|5.1ch|DCP|映倫審査前
(C)Copyright RED UNION FILMS 2008
本国公開2009年5月22日|日本語字幕:額賀深雪|日本語字幕監修:イノベヒロキ/LRF
宣伝:VALERIA|配給:SPACE SHOWER FILMS
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2009 年本国公開 のイギリス映画で1979 年のマージ-サイドを舞台に破滅的な若者たちと 、 日本ではほとんど紹介されることの無かった英国フットボール発祥の文化“ Football Casual ”<カジュアルズ>の黎明期を描いた映画『アウェイデイズ』が完成から11年の歳月を経て遂に 2020年10月16日より新宿シネマカリテ ほかにて日本初公開される事が決定した。
英国ユース・カルチャーを描いた青春映画の足りなかったピースが遂に埋まる。
1979年、イングランド北西部マージーサイド州バーケンヘッド。カーティとエルヴィスは《Echo & TheBunnymen》のギグで運命的な出会いを果たす。そして2人の間には誰にも邪魔することの出来ない友情が芽生える。しかし、それは互いに惹きつけ合いながらもどこか不安定で、いつ壊れてもおかしくないコントロール不能なものだったー。
圧倒的な暴力とセクシャル、そしてロックンロールに満ち溢れ、現代人にとってはどこか滑稽にも映ってしまう映画『アウェイデイズ』の世界は、ケヴィン・サンプソンが1998年に上梓した同名小説を基に、ポストパンク時代の研ぎ澄まされていたエナジーを記録した真実の物語である。Joy Division、The Cure、Magazine、Echo & The Bunnymen、Ultravoxの音楽をバックに、若者たちが自らの拠りどころを探し、絶対的な者へ憧憬を抱き、そして形成された“族”の中で避ける事の出来ない運命にもがき苦しむ様をリアルに映像化している。また、これまで日本ではほとんど紹介されることの無かった英国フットボール発祥の文化“Football Casual”<カジュアルズ>の黎明期を初めて切り取った映画でもある。本国では公開当時『さらば青春の光』(1979年)、『トレインスポッティング』(1996年)、『コントロール』(2007年)、さらには『スタンド・バイ・ミー』(1986年)等の映画を例えに、さらにこれら全ての要素を詰め込んだ、若者の生き辛さを描いた小説『ライ麦畑でつかまえて』(J・D・サリンジャー著/1951年)のジャックナイフ版であると紹介された。本国公開より11年の月日を経て遂に日本での劇場公開が決定。英国青春映画の足りなかったピースがようやく埋まろうとしている。
語られる事の無かった<カジュアルズ>黎明期を描いた、破れかぶれの青春の物語。
母親を1年前に亡くした19歳のカーティは下級公務員として働きながら、郊外の中産階級の家庭で悲しみにくれる父、そして血気盛んな妹モリーと暮らしていた。収入のすべてはクラブ遊び、レコード、サッカー、ライブに費やしている。そんなある日、《Echo & The Bunnymen》のライブでカーティはエルヴィスに出会う。エルヴィスはカーティが魅了されていた悪名高いギャング集団“パック”の一員だった。彼らはピーターストームにフレッドペリー、ロイスのジーンズ、そしてアディダスのスニーカーを履いてスタジアムで常に問題を起こしていた。エルヴィスはカーティに“パック”と付き合うことが危険であることを警告した。それよりもエルヴィスはカーティの様に芸術、音楽、詩、そして死について語り合える友人をずっと待っていた。そして、いつしかエルヴィスはカーティに夢中になっていく。しかし、カーティの“パック”への憧れはエスカレートして行き、エルヴィスの警告にもかかわらず、危険な世界の扉を徐々に開いていくのだった。ある日の遠征(=Awayday)でカーティは成果を得るが“パック”のボス、ゴッドンに認められることはなかった。自分よりも、謎に包まれた存在のエルヴィスが尊敬を集めていることに苛立つカーティ、自分の想いが届かないことに苦悩するエルヴィス。次第に綻びは大きな傷になっていくのだった・・・。
カジュアルズとは?
一般的にイングランドでは毎週末にサッカースタジアムに通う労働者階級のファッションを“Football Casual”と呼ぶ。フーリガンの別称として“カジュアルズ=Casuals”という言葉を使う向きがあるが、Football Casualという言葉自体は80年代に入ってから雑誌がカテゴライズして広まった言葉であり、70年代の終わりに、何千というリヴァプールのサポーターたちがチームに帯同してヨーロッパをまわりアディダスのスニーカーを手に入れ、それを履いてロンドンのチームとの試合に行く、それを見たロンドン子たちが衝撃を受け真似ていったという大きな流れがある。リヴァプールでは自分たちを“Scallys”と呼び、カジュアルズはロンドンでの呼称として広まった。まずフットボールありきで、スタジアムに入り易くするためにスポーツブランドに身を隠す様になったと言われている。
▽作品概要
10/16(金)より新宿シネマカリテほかにてロードショー! 以降、全国順次公開!
『アウェイデイズ』
プロデューサー:デヴィッド・A・ヒューズ
監督:パット・ホールデン
脚本:ケヴィン・サンプソン(原作「AWAYDAYS」ケヴィン・サンプソン著)
出演:ニッキー・ベル、リアム・ボイル、スティーブン・グレアム、イアン・プレストン・デイビーズ、ホリデイ・グレインジャー、サシャ・パーキンソン、オリヴァー・リー、ショーン・ワード、マイケル・ライアン、リー・バトル、レベッカ・アトキンソン、ダニエレ・マローン、デヴィッド・バーロウ、アンソニー・ボロウズ他
原題:AWAYDAYS|2009年|イギリス|105分|カラー|ビスタ|5.1ch|DCP|映倫審査前
(C)Copyright RED UNION FILMS 2008
本国公開2009年5月22日|日本語字幕:額賀深雪|日本語字幕監修:イノベヒロキ/LRF
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