【ルック】ディオールがマリア・グラツィア・キウリによる2025年春夏 ウイメンズ コレクションを発表

2024.09.27
ディオール(DIOR)は、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による2025年春夏 ウイメンズ コレクションパリのロダン美術館で発表しました。

Courtesy of DIOR
2025年春夏 コレクションでクリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリが目標としたのは、まるでそれぞれのルックに、それが生み出されるまでのストーリーを物語る機会が与えられたかのように演出し、服の意味を改めて深く掘り下げることでした。芸術作品そのものと芸術的なプロセスとの間の境界を越えながら、マリア・グラツィア・キウリは、ファッションを原点回帰させ、目的と機能の間における、身体とそれを飾るものとの関係を強調することを目指しました。

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そのうえで、彼女はアーカイブのシルエットを集め、再解釈しました。起点となったのが1951-1952年秋冬 オートクチュール コレクションのためにクリスチャン・ディオールがデザインした「アマゾーヌ」 ドレスです。このドレスこそが、精神的な強さで知られ、自立した勇敢なフェミニニティという概念の基準点でもある、伝説的な女性像のアマゾーンに彼女が思いを馳せるきっかけともなった作品でした。

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アーカイブをキュレーションすることは、それらを再解釈し独創的な方法で蘇らせる前に、複数のエレメントの間の繋がりを見出すことを示唆します。新鮮で、極めてグラフィカルなラインは、白と黒のコントラストを用いて表現される一方で、チェック柄や水平、垂直のグラフィックモチーフが、極端に細長く伸ばされた”Miss Dior”ロゴを際立たせています。

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シャツなどのホワイトのアイテムが、ブラックのスカート、パンツ、ドレスと組み合わされ、対照的な要素が相互作用を繰り広げる中で、個性を主張しています。さらに、ボンバージャケットの鮮やかな赤が、コントラストを際立たせます。様々なアイテムで、蝶のモチーフやフリンジとして落とし込まれた刺繍は、輝きを放つメタリックなアクセントとして機能します。ジャージー素材は、軽やかなイブニングドレス、シンプルなタイプや光沢のある装飾が施されたタイプのスポーツシャツと組み合わされ、デイリーウェアの主役として存在感を放ちます。今年特に、パリ2024オリンピック パラリンピックが開催されたことで、身体、ファッション、スポーツという言葉が、男女平等、インクルージョン、尊敬、そして自分自身の限界を受け入れることに(改めて)意味を与えています。

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この背景からマリア・グラツィア・キウリは、作品にアーチェリーを用いるアーティスト「サグ ナポリ(SAGG Napoli)」に、ランウェイ上でのパフォーマンスを依頼しました。セットに掲げられた象徴的なフレーズのひとつが、”May the building of a strong mind and a strong body be the greatest work I have ever made(強い心と強い身体を育むことが、私がこれまで作ったなかでも最高の作品となるように)”というものです。モダンなアマゾーンのようなサグ ナポリは、ファッションを自身のアスレティックな体型を肯定する、視覚的な要素と捉えています。彼女は、心身の調和が求められる最も古いスポーツのひとつであるアーチェリーに取り組んでいます。

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流行から離れ、時が止まったようなランウェイで、コレクションは現代的なフェミニニティの力強さと自信を讃えます。

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クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947

編集部
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