東京オペラシティ アートギャラリーで「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」が開催される。期間は4月18日から6月28日まで。
この展覧会では現代アートのコレクターとして名高い、精神科医の高橋龍太郎のコレクションを紹介。草間彌生、舟越桂、名和晃ら52作家、約140点の作品がかつてない規模で出展される。その中には、名和晃平が高橋のために制作した「PixCell-Lion」など、今回が初公開となる作品も見ることが出来る。
なお、展示会名の「ミラー・ニューロン」とは、他者との共感や模倣行動を司るとされる、脳内の神経細胞を指す単語。これを、高橋は日本のアートと文化を考えるキーワードとして用いた。日本の現代アートにおける“なぞらえ”の手法が、現代アートにおける“模倣”や“引用”などの世界的潮流のみならず、“見立て”や“やつし”といった日本の伝統的な美意識にも通底していることを表している。
4月18日と5月24日には高橋によるギャラリートークを開催。当日は多くのアーティストがゲスト出演者として参加する。更に、5月16日には名和晃平と、美術ジャーナリストの鈴木芳雄による対談が行われる予定だ。
【イベント情報】
高橋コレクション展 ミラー・ニューロン
TAKAHASHI COLLECTION:Mirror Neuron
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
会期:4月18日から6月28日
時間:11:00から19:00(金曜日・土曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1,200円 大高生800円
休館日:月曜日(5月4日は開館)