4月13日、イタリアのラグジュアリーランジェリーブランド「ラ・ペルラ(LA PERLA)」が銀座に旗艦店をオープンした。
2011年に一度日本から撤退するも、ルックと独占販売契約を締結し、2012年8月に日本再上陸を果たした同ブランド。以降、伊勢丹新宿店や西武渋谷店を始め、国内の百貨店でショップインショップを展開してきたが、路面店を構えるのは今回が再上陸後初となる。
株式会社ルックの代表取締役社長牧武彦氏は「ランジェリーを扱うのはルックとしては初。しかし、ラ・ペルラはランジェリーブランドとしてではなく、あくまでハイエンドなファッションブランドとして国内に広めていきたい」と日本市場における位置付けについて語る。
本国から来日したアジアパシフィック統括責任者アンドレア・ボナルディ氏は、「銀座は世界の三大ファッション拠点のひとつであり、今回出店できたことを光栄に思う。現在中国を中心としたアジア市場に力を入れており、この銀座店を基軸に、ルックと共に進めていく日本での今後の展開が楽しみだ」と話す。
オープン前日のレセプションでは、駐日イタリア大使も駆けつけ、イタリアを代表するブランドであることもアピールした。
新ショップは、本国イタリアの店舗と同様のコンセプトが反映されたデザインで、ブランドを象徴するパールやレースが飾られ、シャンデリアが輝くシックで洗練された雰囲気。奥には来店客がゆったりと寛げるようにとイタリア製のソファが配されたラグジュアリーな空間が広がっている。
商品はメインコレクションに加え、19世紀のイタリア小説を代表する小説「山猫」から着想を得た13SSの新作が並ぶ。銀座店のオープンを記念し、同小説の主人公である緑色の瞳をしたシチリアの少女をモチーフとした日本限定コレクションも発売された。深いグリーンの光を放つようなメッシュの生地を使い、パールやスパンコール、スワロフスキークリスタルの刺繍が施された贅沢なデザインとなっている。
その他、ストッキングも豊富に取りそろえ、国内では唯一の扱いとなるメンズの「ネロ」シリーズも取り扱う。価格帯は、ブラ3万円前後、ショーツ1万5,000円前後、スリップ5万円前後、ストッキング3,000円から、メンズのアンダーシャツ4,400円から。
イタリア語で真珠を意味する名を持つ同ブランドは、1954年に創始者であるアダ・マゾッティがイタリア・ボローニャに小さなコルセットのアトリエを開いたことからその歴史をスタートした。リバーやシャンテリーなどのレースを始めとする厳選された素材を使ったエレガントなデザインが特徴。