ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は7 月17 日から31 日、東京・丸の内の東京ステーションホテルで「レコール・ヴァンクリーフ&アーペル日本特別講座」を開催する。
同ブランドは昨年2月、パリヴァンドーム広場にジュエリーと時計の専門技術と素晴らしさを伝えるための学校「レコール・ヴァンクリーフ&アーペル」を創設したが、今回の特別講座は日本上陸40周年を記念し、期間限定で開催されるもの。パリ以外での開催は初めて。
日本特別講座は芸術史、伝承の技、宝石の世界の3テーマのもと9コース、計56セッションを開催。1コース10から12人。通訳付随の下、現地レコールの教師が講義を行う。テーマにより、解説とワークショップによる講義形式と技術者の指導による実践をメインとした体験型の二つのタイプがあり、終了後には証書を発行。受講料は6万円と8万円。
4月8日の時点で400件の問い合わせがあり、全660席中3分の2が埋まり、すでに満員になったコースもある。また、受講生を対象とする日本限定の交流を目的とした特別コース「イブニングカンバセーション」も開催する予定だ。
ヴァンクリーフ&アーペルのプレジデント兼CEO、ニコラ・ボス氏は「日本は特別な存在。2009年から3年間行われた回顧展も東京から、ニューヨーク、上海、パリを巡回したが、今回も40周年というお祝いの年に東京からスタートするということがヴァン・クリーフ&アーペルにとって日本が重要であることを物語っている」と強調するとともに、日本社プレジデント兼CEOのアラン・ベルナールが米社のプレジデント&CEOに就任し、後任にはクロエインターナショナルの三木均ワールドワイド・コマーシャル・ディレクターが7月1日付けで正式に就任すると発表。
最後にマリー・ヴァラネ・デロム学長が「日本からスタートするのは何千年もにわたり文化と技を大事にしてきた国だから。次はニューヨークでの開催も考えている」と話した。